今日の東京は、ピカッーと晴れました(気持ちいいですね!)。
1月も残りあと数日。
あっという間に最初の月が過ぎようとしています。
早く暖かくなるといいな♪♪…温かいふとんの中でモゾモゾしながら
そんなことを思ったりする日が増えております(えへへ…ふとんから出れない😊)
再び、遠くへ旅に出かけるのが難しくなってきましたね。
旅へ行くことによって、心のアンテナを高くして、
自らを磨くことができる…そう思っているワタクシにとって、
この辛抱する時間が続くのはしんどいです~。
「あぁ~つらい。お出かけしたい!!」
はい、そんなときは、昔の旅の思い出に浸るのが一番ですね~♪♪
ということで前置きが長くなりましたが(!)、
今年初めての旅の思い出シリーズをご紹介したいと思います。
今回は、大阪から久しぶりに四国、高知へ渡ったときの思い出です 。
梅田から夜行バスに飛び乗って向かった高知県…
戦国時代に四国を制覇した長宗我部家の本拠地「岡豊城跡」
長宗我部家の後を受け土佐を治めた山内家の本城「高知城」
このふたつの城のお城巡りと、桂浜、仁淀川でのんびりした思い出を
当時作成した資料とともにご紹介します。
車中泊の0泊2日(実質0泊1日??)の旅ではありましたが、
お茶受け代わりにご覧いただけましたら幸いです…。
・・・ここから・・・
今回の行程:大阪⇒高知(桂浜、岡豊城跡、土佐神社、伊野(仁淀川)、高知城)⇒大阪
今回も以前、大阪で仕事をしていたときのお話になります。
(今から4年ほど前ですね…あぁ段々と時が経っていく…寂しい限り…)
今にして思いますが、遠くへの旅って、行けるときに行っておくべきだなぁ…と。
昨今の…この時勢を眺めると、本当にそう思います。
「思い立ったが吉日」という言葉の意味の深さを実感しております。
高知県はかれこれ20年以上も訪ねていませんでした。
とある日に時刻表を眺めていたら、梅田より高知に行く夜行バスがあることを発見!
深夜に乗ると、早朝に高知へ到着します。
(寝ているうちに現地に着くではないか…)
そう思うと、居ても立っても居られず、ほぼ衝動的に梅田からバスに乗ってしまい
ました…(あはは~今も変わりませんが、当時も無茶ぶりですな♪)
(路線バスですと高知駅より40分ほどかかります)
夜行バスの終点、桟橋通まで乗車して、ワタクシその後歩いて桂浜まで行こうと
思っていたのですが、地図で見ると桟橋通より桂浜まで8~9キロぐらいありました
「あ、どうしよう。ちょっと厳しいかな…」
と思っていたら、目の前を一台のタクシーがやってくるじゃあ~ありませんか。
こんな時間(朝の6時頃です…)に走っているなんて!
「おおぅ!これもご縁じゃ…」とばかり、思わず飛び乗ってしまいました。
(飛び乗ってばかりですね…タクシーの運転手さんもびっくりしていましたが、
「桂浜まで歩こうと思っていたんです」と話すと、ひとこと「桂浜まで歩くなんて
無謀…」とつぶやかれてしまいました…テヘヘ♪)
桂浜に到着したのは6時半頃(タクシーの運転手さん、ありがとう!!)。
もちろんお店はやっていません。
まずは坂本龍馬さんの像にご挨拶した後、浜辺に降りました。
誰もいない桂浜。ワタクシひとりの桂浜…
ひとり静かに海を眺めたり、展望台に登って太平洋を見つめたり…
実にのんびりとしたひとときを過ごさせていただきました。
(普段は観光客でいっぱいなのでしょうね~~)
浜辺に座って、遠くを眺めて、しばしぼぉ~としていました。
桂浜はゴミひとつなく、きれいな砂浜でした。
地元の方々が大切に維持管理されているのだろうなぁ~と感じました。
さぁ、始発のバスの時刻です。名残惜しいですが、桂浜を後にしました。
次に向かったのは、長宗我部家の本拠地であった岡豊(おこう)城跡です。
桂浜から路線バスに乗り、はりまや橋でいったん別の路線に乗り換えた後、
更にバスに乗ること30分ほどで到着になります。
岡豊山(標高は93メートル)の山全体が城跡となっています。
長宗我部家は、古くから土佐に住む国人衆であったと言われています。
戦国初期、長宗我部家に国親という武勇優れた武将が登場し、近隣との戦に勝ちまくり
長宗我部家の勢力拡大に大きく貢献しました。
(国親の活躍もあって、長宗我部家は土佐七雄と呼ばれる有力国人衆のひとりと目さ
れるようになります。ちなみに他の六家は、吉良、津野、香宗我部、本山、安芸、
大平の各氏です)
その国親の子がご存知、四国を統一した元親です。
元親は養子縁組を通じて支配を強めたり、あるいは抵抗する家は攻め滅ぼす…といった
硬軟巧みな政略によって、他の六家を支配下に置くことに成功します。
やがて土佐の国主である一条氏も放逐し、1575年に土佐を統一しました。
その後、四国を統一するものの豊臣秀吉の軍勢に敗れ、土佐一国を領する大名となり
ます。1600年の関ヶ原の戦いにおいて、元親の子、盛親は西軍についたために
土佐の領地を没収され、長宗我部家は滅びました。
(盛親は、豊臣秀頼×徳川家康の大坂の陣に馳せ参じて、そして敗れ斬首となります
⇒土佐一国を与えると言われていたそうですね…いろいろです)
毛利元就は中国地方を統一し、長宗我部元親は四国を統一する…ほぼ同じ時期に、同じ
ような場所で、同じく”統一”の動きがあった…というのも興味深いものがありますね♪
標高は93メートルとそれほど高くはない山ですが、登りはキツい箇所もあります。
山頂の本丸跡に登ると、四囲を見渡すことができ、土佐平野を一望できます。
(絶景ですよ!遠くに太平洋も見えます♪)
山に囲まれた土佐の国は、海からの交易も重要であったことが伺えます。
古くは紀貫之の土佐日記でも有名な土佐国ですが、平安時代以来、土佐の中心地は
こちらの岡豊城跡の界隈でした。
(現在の高知市内は当時湿地帯で、人が住めるようになったのは山内家が治水工事を
行ってからになります)
城跡のすぐ近くには、土佐の国府や国分寺の史蹟もあり、往時「土佐のまほろば」とも
謳われた土地の豊かさを今に伝えています。
土佐国の歩み、長宗我部家の歴史は城跡にあります高知県立歴史民俗博物館でも紹介
されています。HPはこちらです(参考になりました…)。
城跡と博物館をじっくりと見学することができました。
そろそろ戻りのバスの時刻ですね…。
麓のコンビニで朝食を買って、バスが来るまでの間、岡豊城跡を眺めていました。
前々から岡豊城跡には訪問したいと思っていたので、感激も一入でありました…。
(やっと来れました…本当にありがとうございました!!)
当初はこのまま西へと向かう予定でした。
ですが、バスでの道中、土佐神社の標識が見えたとき、
「そうだ!せっかく来たし、土佐神社に寄ろう~」と、
衝動的に降りるボタンを押してしまいました(爆)。
結果は大正解!
土佐一の宮である土佐神社は、静かな佇まいの素敵な神社さんでした。
歴史は古く、5世紀の創建と伝えられています。
現在の社殿は、1570年、長宗我部元親公によって再建されたものだそうです。
(あ、こちらでも長宗我部さんとのつながりに触れることができるとは!)
こちらが土佐神社さんのHPです。よろしければご覧ください♪
土佐神社さんにお礼を述べて、次の目的地である伊野へと向かいます。
高知駅までバスで向かい、その後はJRで伊野駅まで。
およそ50分ほどで到着です。
伊野駅から西へ15分ほど歩くと、仁淀川の川べりに出ます。
(このような風景が広がっています…のんびりできます!!)
きれいな流れです。「仁淀ブルー」とも呼ばれるそうですが、納得の透明度でした。
仁淀川を渡る土讃線を眺めたり、川際で泳ぐ魚たちを眺めたり…(アユかな?)、
しばしのんびりさせてもらいました♪
川面を渡る風も気持ちいい~~!(安らぎのひとときでありました)
高知県観光コンベンション協会さんのこちらのガイドでも仁淀川の魅力を
紹介しています(よろしければどうぞ!)
お昼も過ぎ、お腹が空いてきたので、高知市内へ移動することにしました。
来るときはJRで来ましたので、今度は市電で市内へ向かいます♪
がたんごとんと乗ること40分ほどで到着です(のどかな電車でした)。
「大橋通」という停留所で降りました(市電さんありがとう!)。
ここから歩いてすぐのところにある「ひろめ市場」でお昼ごはんです。
もちろん注文するのは、鰹です!
明神丸さんのあぶりの定食は流石ご当地もの!
とても美味しゅうございました♪♪
(あっという間に食べてしまいました…もっと味わえばよかった…汗)
食後は運動も兼ねて、お隣りの高知城へ!
長宗我部家が改易となった後、1601年に遠江国掛川より山内一豊がやってきて以来
明治維新に至るまで、土佐山内家の本城となったお城です。
高知城の天守は当時のものが残っている「現存天守」としても有名です。
(現存する天守は、松本城や姫路城など全国で12城しかありません…)
往時の雰囲気をそのまま残すお城…なかなか貴重なものですね。
なかなかこじんまりとした可愛いお城さんでありました。
そろそろ帰りの電車の時間が近づいてきました。
名残惜しいですが、駅へと向かうことといたしましょう~。
高知城のHPはこちらです。
帰りはJR土讃線の特急で岡山まで、岡山からは新幹線で大阪へ帰りました。
途中、車窓から岡豊城跡が見えたときは、ちょっと感動して眼がウルウルと
してしまいました(本当ですよ♪)。
あっという間の旅でしたが、土佐所縁のお城も見れましたし、海や清流を眺めて
ぼぉ~とすることもできた素敵な旅となりました(勿論、美味しいものも♪♪)。
また来たいなぁ…そう何かを思わせる南国・高知の旅でした。
・・・ここまで・・・
今は東京住まい…昨今の状況では四国は少し遠く感じますが、
また落ち着いたら、のんびりと訪ねてみたいですね。
今回も素敵な出会いと感動をありがとうございました!
また機会がありましたら、旅の思い出に触れたいと思います。
今日は 、南国高知を巡る旅をご紹介する一日となりました。
ではでは!
最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!