げんさんのほげほげ日記

その日に感じたことや、これまで考え続けてきたことなどを 徒然なるままに綴っております(雑話的なブログです)。 好きな読書を通じた、こんな本もありますよ~といった紹介や、 これまでの旅の思い出などにも触れていけたらな、と思っています。 (ブログの機能なども日々勉強中!)

旅の思い出~その9~四国・祖谷温泉への旅。かずら橋や剣山も訪ねて。

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ホテル祖谷温泉のレストランにて。祖谷渓谷の絶景を眺めながらの(風呂上がりの)ビールと祖谷そばは最高です♪♪

7月に入って、最初の休みとなりました。

お出かけする人はいっぱい出るかな~とか思ったり・・・。 

 

緊急事態宣言が解除となり、地域間移動も少しずつ始まりました。

そろそろ小さな旅から始めてみようかな・・・と思う今日この頃です。

どこへ行こうかなと思い、プランを想像するのは楽しいですよね。

今日は昔行きました、小さな旅を振り返ってみたいと思います。

 

場所は長年憧れの地であった、徳島県の「祖谷温泉」

県の南西部、四国山地の山の中にある温泉です。

平家の落人伝説もあるとか・・・それほど山深いところです。

場所はこのあたりです。

4年前になるのですが、この頃、大阪で仕事をしておりました。

5月の、とある日の午後、天気が良かったので、

空を見ていて・・・「あー、思い切って行っちゃえ!」と、

午後から衝動的に出発してしまいました(ニコニコ)

>ワタクシ、そんなノリも多くて(汗)。

ささやかな旅ではありましたが、このときの旅の思い出を、

当時作った資料を交えながら、ご紹介したいと思います。

(お茶受け代わりにご覧いただけましたら‥幸いです‥‥)  

・・・ここから・・・

一日目午後:大阪⇒岡山⇒阿波池田(泊) 

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大阪を午後に出発しましたので、その日のうちに祖谷温泉に辿り着くことは厳しい!

ということで、大阪から新幹線で岡山へ、特急に乗り継いで、阿波池田で宿を取り

ました。

阿波池田という町は吉野川のほとりに広がる街なのですが、琴平より山を抜けると、

目の前にV字谷の絶景が広がります。

駅で言うと、スイッチバックで有名な坪尻駅を過ぎて、箸蔵佃駅へ向かうあたりです

このあたり・・・ですが、ワタクシの大好きな車窓です

(と言いながら、写真がなくて、ごめんなさい!いつも車窓に見とれて写真を撮り

 忘れてしまうのです・・・言い訳、言い訳♪)

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阿波池田の街を高台から撮影した一枚です。吉野川の谷あいにある小さな街です。

高台に上る途中に、池田高校がありました。

昭和の頃のお話になりますが、蔦文也監督が率いる池田高校の野球部は、

「やまびこ打線」と呼ばれ、春夏の甲子園大会で優勝3回、準優勝2回という強豪校

でありました。

春の甲子園では部員11名で準優勝したこともあったんですよね~)

街を歩いていると、何人もの池田高校の生徒さんとすれ違いましたが、

みなさん笑顔で「こんにちは!」って、挨拶してくれました。

(挨拶しない生徒は一人もいない!・・・これってすごいことです♪)

こちらも笑顔で「こんにちは~」とご挨拶。

なかなかできないことです。

学校での教育が行き届いているのだなぁ~と感心しました。

ホテルへの道を尋ねても、丁寧に教えてくれました(いい街だ!)。

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街から少し離れたところにある「ビジネスホテル阿波池田」に泊まりました。

裏手がダム湖になっていて、散策できます。

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もう日が暮れていたので、森が実に怪しい雰囲気・・・

もののけ?野生動物絶対いるでしょ!というオーラをビシビシ感じました(笑)。

吊り橋の向こうへ行きたかったのですが、向こう側に何か動くモノが!!

(たぶん、シカかサルだと思うのですが、ワタクシ小心者なので、橋の途中で引き返し

 ました)

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夜は併設するレストランで定食をいただきました(おいしかったです!)。

周りに店もありませんので、夜はそこそこに寝ました。

(部屋にごきぶりホイホイがあったので、「キャー、出るのか?」と思いましたが

 幸いなことに現れることはありませんでした・・・(昔、ゴキ氏がワタクシの顔に

 向かって飛んできたことがあり、それ以来トラウマとなっております・・汗)

ホテルは個人経営のようで、HPはありません。

1泊5千円ぐらいだったと思います(ベット付きのいい部屋でしたよ)。

 

二日目:阿波池田⇒祖谷温泉⇒かずら橋⇒剣山⇒大歩危⇒大阪

翌日はホテル前にバス停がありましたので、5時台のバスに乗って、

出合という集落まで行きました(ここで終点です)。

出合集落から、山の中をひたすら祖谷温泉まで、県道32号線を歩いていきました。

早朝でもありましたので、車やバイクはほとんど来ません。

静かーーなひとときでありました。

ただ、ときどき藪がガサゴソっとするのは、ビビりました。

(クマは出ないだろう・・と思ってはいましたが、いかんせん早朝なので・・・)

たまに道路を大きなシカが横切って、ワタクシをじっーーと見つめていました。

(はるか昔、屋久島の宮之浦岳の登山道で、大きなヤクシカと出会って、

 「道を譲ってくれっ」と、しばらく見つめ合ったことを思い出しました・・・)

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4,5キロの距離を、のんびり1時間くらい歩いたでしょうか。

念願の祖谷温泉に到着しました!

四国は山脈ではなく、なぜか「山地」と呼ばれていますが、なかなかどうして、

険しいものですよ。

写真のとおりで、いわゆるV字谷って、こういうものなんだなーと実感します。

ホテル祖谷温泉は谷の高台にあって、露天風呂はホテル自前のケーブルカー(!)に

乗って降りていきます。

(壊れたら、どうやって直すのだろうか、と余計な心配をしたりして・・・)

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可愛らしいケーブルカーですよ。

ホテルの宿泊客はちょうど朝食の時間とのことで、

「今はのんびり入れますよーーどうぞごゆっくり~」

と、ホテルの受付の方から案内されました。

(うーん!優しいっ!! 歩いていい汗かいたし、のんびり浸かるぞぉ~~)

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目の前のせせらぎを見ながら(聞きながら・・)の入浴は癒されます。

1時間近くいましたが、誰も来ませんでした。うれしい・・・

泉質はアルカリ性単純硫黄泉、もちろん源泉かけ流しです。

程よい湯加減でのぼせることもありません~♪♪

お風呂に入るのに夢中で、写真全然撮ってなかった!

あとでもう少し撮ればよかったと後悔いたしました(・・・すみません)

入浴後は、ホテルのレストランで眼下に広がる渓谷を見ながら、ビールとおそばを

いただきました♪

長年訪ねたい・・と思っていた祖谷温泉でした。

素敵なお風呂とおいしいお食事、本当にありがとうございました!

ホテル祖谷温泉のHPはこちらです。入浴料は1700円になります。

(ちょっと値は張るかもしれませんが、入浴して損はないと思います~)

www.iyaonsen.co.jp

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祖谷温泉を後にして、次はかずら橋へと向かいました。

結構頑丈な作りでビックリしました。

3年に一度、橋は架け替えるそうですね。

手間はかかるのでしょうが、技術を伝えるという面では大切なことなのかも

しれません。

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かずら橋のそばで川にも降りられます。

出店で鮎の塩焼きを買って、しばらく河原でのんびりしました・・・

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下から見上げたかずら橋。

ちょうど新緑の頃で、V字谷、橋、新緑が一枚の絵になったかのようでした♪

(のんびりさせていただきました)

 

次の目的地は剣山(つるぎさん)です。

標高は1955m。四国最高峰の山で、日本百名山でもあります。

次のバスに乗って剣山に向かいましたが、途中、名頃という集落で

バスを乗り継ぎました。

名頃集落は知る人ぞ知る「かかしの里」です。

住民よりもかかしの数の方が多い!と言われてまして、いたるところに

かわいらしいかかしが立ってたり、座ってたり、なんかしてたり、

とても可愛らしいです。

何点か写真を撮っていたはずなのですが、見当たらない(なぜーー!)、

ということで、三好市の観光ナビで何卒お許しください・・・(低頭)

miyoshi-tourism.jp

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名頃集落を後にし、再び剣山へとバスは進みます。

国道ではなく「酷道(こくどう)」と呼ばれる国道439号線は、確かに道幅も狭く、

ワタクシも運転したくない!というような、くねくねとした狭い道でした。

四万十川沿いの国道441号線もそうでしたが、

四国はあちらこちらに酷道がありますよね~

(好きな方はハマるのでしょうけれど・・バスに乗ってる分にはむちゃ楽しい!)

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剣山に到着!

運転手さんに「帰りのバスは何時ですか?」とお聞きすると、

「このバスが折り返しになるけど、それが最終だよーー」とのこと。

バスの出発は1時間後。

ええっーー!確かにもう夕方近いし、本数あんまないし。

あー、そこまで調べてなかったしなぁ~~(ワタクシが悪いのですが)

 

 

いざ山頂へ・・・と思っていたのですが、明日仕事だし・・

さすがに1時間で往復は無理だわ~(えへへ♪)ということで、今回は山頂はあきらめ

リフトで山の中腹まで登って、Uターンすることにしました。

バス停から観光登山リフトに乗って15分。

西島駅に到着です。

山頂までは行けませんでしたが、

それでも、中腹からの眺めは絶景で、しばらく見とれることしきり。。。

思い切って、ここまで来て良かったなぁ~と思った次第です。 

西島駅からは一生懸命歩けば、40分。ゆっくり行けば1時間ほどで頂上に行ける

そうです(リフトのおにいさんが、そう教えてくれました)

徳島県の観光サイトで、頂上からの素敵な写真が紹介されています。

よろしければどうぞ~

www.awanavi.jp

 

帰りは運転手さんとよもやま話をしながら、大歩危駅までバスで戻りました。

昔テレビで見たのですが、車がまだ普及していなかったころは、道路もないなか、

みなさん、山の中腹に家を建てて、馬で上り下りしていたそうですね。 

その名残で今でも、「なんでこんなところに家が・・・」というようなところに

家があったりします。

モーターライゼーションの普及とともに、道路がどんどん開通し、

人々は山から麓へ降りていき、集落が寂れていったとか。

名頃のかかしも、もう作れる人はそんなにいないそうです。

それはそれで寂しいですね。。。

(30年、50年経ったら、あのかかしたちはどうなるのでしょう??)

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大歩危からは特急に乗って、阿波池田界隈の車窓を再び楽しみながら、

家路につきました。

JR四国の特急は振り子式で、ビュンビュン飛ばしていくので、

乗ってて実に気持ちいいです。大好きでありマス。。。

思い付いて向かった旅でしたが、充分堪能することができました。

今度、剣山は頂上まで登ってみたいですね~(いつになることやら・・・)。

・・・ここまで・・・ 

 

1泊2日とは言いながら、初日は午後に出発しましたので、

実質1日半の弾丸旅行だったように思います。

あっという間に終わってしまった感がありますが、

豊かな自然、いろんな方々との出会いがありました。

(優しい方々ばかりで・・いろいろお話もお聞きできて、感謝です♪) 

 

昨日、過去の日記を読み返していたら、こんなことを書いていました。

・時を大切に!チャレンジ!!感動と感謝の気持ちを忘れずに!!!

・今日やることは今日やること!常に楽しむべし!!

・落ち着いて、深く遠く考える!シンプルでよい!!仰々しくしない!!! 

 

思い切って、今回、訪問(チャレンジ)してよかったな~と、帰りの電車で思いました。

今回の旅も、さまざまな感動をいただき、感謝です。

 

今朝、熊本では球磨川が氾濫しているというニュースを見ました。

ニュースの画面では人吉市内の映像が流れていました。

(人吉が大変なことになってる!!)

人吉は以前訪ねて、人吉旅館さんで温泉に浸かったり(すごく柔らかいお湯でした♪)

人吉城跡を散策したりして、のんびりさせていただいた思い出があります。

少しでも被害が少なくなるよう・・・願っております。

 

今日は1泊2日の、四国への旅の思い出をご紹介しました。

また機会があれば、旅の思い出に触れたいと思います。

 

ではでは!

最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!  

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