雨も止んで、急に晴れ間が出てきましたね。
とたんに”もわぁ~”と、湿気が・・・急に暑くなってきた!
先ほど散歩に行ってきたんですが、暑い!暑い!
もう25度ぐらいあるんじゃないでしょうか??
マスク、本当にしんどいですわー
早く外したいっ!!
最近はステイホームということもあって、どうしても運動不足気味ー。
身体のあちこちに不具合が起きやすいですよね。
人間の身体といっても所詮はパーツの組み合わせですから・・・。
部品も傷みますし。。。
そんなこんなで、今日の本題です~
首や肩のこりがひどいときはありませんか?
なかなかこりって取れないんですよね~。
こりの改善・・・のためのひとつのヒントになれば・・・と思いまして、
本日はそんな”こり”解消の健康法をご紹介したいと思います。。
高校時代から肩凝り持ちでした
高校時代、弓道部でした。
弓をひゃぁ~んと射る姿(弓道衣にも)にあこがれたもので・・ミーハーですね。
かわいい女子が多かったのも入部した理由だったりして。。
(弓道ではなく、邪道ですな(汗))
あ、でも、しっかり部活やりました。大会も出たし。初段も取れたし。
部室に漫画本がずらりとあったのもよかったな~。
女子ものかもしれませんが、ピグマリオとか全巻読んだりして(懐かしい・・・)。
それはともかく、その頃からよく肩が凝るようになりました。
家の近くの整形外科で見てもらったときも
「キミは電気をいっぱい持ってるねー」
とか訳のわからん診断が出るだけで、理由がよくわかりませんでした。
(確かに今でもワタクシ静電気よくバチーンと出ますが、なんか違う!)
その後社会人となり(こんな私がよくなれたものだ・・・今でもそう思う・・・)、
デスクワークが増えていくにつれ、肩こりだけでなく、首まで凝るようになり・・・。
たまにマッサージや、アカスリとかしてもらうと症状が改善するのですが、
じき元に戻ってしまいます。
森信三先生との出会い
うーん困ったなあ~
一生長い付き合いかぁ~と思って20数年。
ところが今から5年ほど前、ある本と出会って、ほぼ治ってしまったんですよ。
本の名前は「人生二度なし(致知出版社)」
著者は森信三さんという方です。
森信三さんはちょっと昔の方なんですが、昭和の戦前戦後に活躍された教育者です。
明治29年愛知県生まれ。戦前は天王寺師範学校(今の大阪教育大学)や旧満州の
帝国大学などで教壇に立ち、戦後は神戸大学教育部などで教鞭を取られました。
全国(の小中高校や地域を問わず)を講演で飛び回り、数多くの講演録を残されてます
逆に出版物は少ない方ですね。
無枕安眠法
その著書「人生二度なし」の中で、森先生、首と肩を凝る方への対策に触れてます。
その名は「無枕安眠法」
その名のとおり、寝るときに枕を使わないというものです。
えっ、ほんと?
そんなんで治るの??
と思うでしょう? 最初は私もそう思いました。
人間の頭は体重の10分の1ぐらいの重さがあると言われています。
私は70キロ。70キロの体重なら頭の重さは7キロ・・・結構な重さですよね。
枕を使うことによって、毎晩寝ているとき、重い頭を首や肩で支えることになります。
かなりの負荷がかかります。
そりゃ朝になったら、首や肩の凝りは元に戻ってしまいますよ。
そこで「無枕」です。
頭から身体、足先まで一直線となることによって、首や肩への負荷がなくなり、
朝になってもスッキリ!目覚めもさわやかです。
首や肩こりにお悩みの方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
最初の1週間程度は違和感を感じるとは思いますが、だんだん慣れてきて、
むしろ身体が楽になっていくのを感じることと思います。
(今では我が家は家族全員、枕を使っていません)
森先生の他の健康法、こんなのあります
森先生は「人生二度なし」の中で他に3つの健康法を紹介されています。
①腰骨を立てる
腰をすっと立てる。
立った時に頭から足先まで一直線となるイメージです。
デスクワークをしているときに猫背になることがあると思いますが、
その時に背筋をすっと立てることがありますよね。
その姿勢のまま、立って歩く・・・そんなイメージです。
腰骨を立てた姿勢は見た目にも美しく、背骨にもよい影響を与えます。
②半身入浴法
その名のとおり、最初に湯船に入るときに全身で浸からず、胸より下ぐらい
まさに半身浴とすることです。
特に冬に効果があります。寒くても半身浴ならいつまでも入っていられます。
逆に上がり湯は全身浸かって、短時間でさっと上がるのがコツだとか。
③飯と菜(おかず)の交互咀嚼法
ご飯とおかずを一緒に食べず、ご飯の次はおかず、おかずの次はご飯…と交互に
しっかりよくかんで食べることです。
素材を味わうこと。咀嚼すること自体の効果、集中力も高まります。
私はこの4つの健康法を意識してやっていますが、いまだに①の腰骨を立てるのは
なかなかできないですねー。
元々猫背気味なものですから。
人生二度なし
人生は二度ないですからね。
毎日その時その時を精一杯取り組んでいきたいと思っています。
過去からの積み重ねが現在であり、今の、その時その時の積み重ねが未来へと
つながります。
亡くなった祖母がよく墨絵を書いていたのですが、墨絵に書かれるフレーズの中に
「生かされて生きてきた 生かされて生きている 生かされて生きていく」
というものがありました。
現在過去未来~という歌ではないですが、人生は二度ないですからね。
今を精一杯、もちろん楽しむことも忘れずにやっていきたいな、とも思います。
森先生の本は図書館にもありますから、一度ご覧になられてはいかがでしょうか?
「人生二度なし」と、教壇時代の語録を載せた「修身教授録(これも致知出版社)」
もお薦めです。
森信三先生のお茶目な一面
本では森先生、結構真面目な書きぶりなんですが、講演では洒脱な語り口で会場を
爆笑の渦に巻き込むことが多かったんですよ。
とある中学校での講演会では、会場の中学生に向かって、将来たばこは25歳まで
吸うなと言います。
周りから「吸え、吸え」と迫られた時の対策として・・と森先生、次のようなことを
言え、と話します。
「本当におっしゃるとおりだと思いますが、ただ私の亡くなった祖父が、死ぬ前に
私を呼んで”お前はどうぞ25歳まではタバコを吸わんようにしておくれ。これ
がわしがお前に対するたった一つの遺言だよ”と言われましたので、まことに
相済みませんが、25歳まではがまんしてください。そうすると、その翌日から
でもお仲間入りをさせて頂きますからー」と言うんですな。そうすれば相手が
不良ででもない限り「今どき遺言なんて古臭いことを言うなー」とはけっして
いわないでしょうよ」(一同大笑)
「同時にそれからは、もうタバコに関しては何も言わなくなるでしょう。そして
25歳の誕生日になったら、一人にピースのカン入りを1カンずつでも贈って
「これまで皆さん方にずいぶん窮屈な思いをさせてすみませんでしたが、今日
からは皆さん方のお仲間入りをさせて頂きますから、どうぞよろしく」とやる
んですね」(一同大笑)
「なお、念のために申しておきますが、その場合、お祖父さんは故里でピンピン
していたってかまわんですよ」(一同爆笑止まらず)
そんなこんなで会場は聴衆の保護者も含め、大爆笑となりました。
<森信三講演集第二巻(社団法人「実践人の家」昭和62年2月発行)より>
森先生のお話はまた改めて機会があれば、ご紹介させていただけたらと思っています。
最後にひとつ・・・
と、ここまで書いてきて、
そろそろもう一度、弓道したいな、と思いました。。
年を経てもできますからね、弓道は。
今日はちょっとした健康法のご紹介でした。
今はなかなか外出もできませんし、ジムもやっていないところも多いですから、
より首や肩が凝る機会も多いかもしれませんね・・・。
もちろん、これはあくまで参考までのご紹介ですので、
「やってみたけど治んないじゃないかー!」と文句は言わないでくださいね!(低頭)
最後にひとつ、著書「人生二度なし」より、一文ご紹介。
人間の一生(読み人知らず)
職業に上下もなければ貴賤もない。世のため人のために役立つことなら、何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。すると二十からでも三十までには一仕事できるものである。それから十年本気でやる。
すると四十までに頭をあげるものだが、それでいい気にならずにまた十年頑張る。すると、五十までには群を抜く。しかし五十の声をきいた時には、大抵のものが息を抜くが、それがいけない。「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。しかし、それからまた、十年頑張る。するとこのコースが一生で一番面白い。
ではでは!
最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!