長野県の諏訪地方に岡谷という街があります。
今日は出張の合間に岡谷駅で下車しました。
岡谷からバスで下諏訪へ移動して、大好きな温泉銭湯へ。
ところが、目の前でバスが出発してしまい・・・あぁ。
そこでタクシーに乗って移動することに。
その道中、タクシーの運転手と話が盛り上がり・・・
「このコロナ騒ぎで観光客はやはり減ってますか」
「いや、それはないなぁ。岡谷は中小企業の街だから、上諏訪や下諏訪と違って、
あんまりそういったことはないよ。ただ、岡谷も寂しくなってね。昔はオリン
パスとかいたけど、今はもう京セラだけだから」
「大きいところがいなくなると、周り（の中小も）大変でしょう」
「そうなんだよ。やっぱり、人も減っていくんだよね。空家も増えていてね。
そこ観てごらん。ここもそこも空家だよ」
「駅から近いのに（確かに歩いてすぐのところでした）。親戚も家は要らない
だろうし。そのまま置かれるんですよね」
「そうなんだよね」
「うちの親戚、前、オリンパスに勤めてて、しょっちゅう岡谷の工場に出張に
行ってたなぁ。オリンパスと言えば、諏訪の工場だったから」
「そうなんだよねーいまじゃ辰野と・・・」
「伊那に小さな工場がなかったけ」
「そうそう・・・」
以前、高遠城跡を見に行ったときに、高速バスから伊那のオリンパス工場を
観た記憶があった。小さな工場だった。
「そういえば、駅前のララオカヤの店が閉まるって聞いたんですけど」
ララオカヤとは岡谷駅前の商業ビルだ。飲食店舗もあって、前に乗り換え待ち
のときにとんかつラーメンを食べた記憶がある（美味しかった・・・）。
「そうなんだよ。うまくいかなくて、取り壊しになるとか・・・」
確かにタクシーに乗ってすぐ、ビルの入り口に「閉鎖中」の張り紙があった・・・
「コロナのせいで、岡谷も下りの電車なのに人が降りてこないんだよね」
「やはりそうですか。確かに電車空いてたな―。本当は２月はもっと人が降りない
いけない時期ですよね」
そんな話をしているうちに、下諏訪駅に到着。
「下諏訪や上諏訪は観光客で持っているから、もっとしんどいよね」
「いろいろありがとうございました」そう話して、タクシー降りました・・・。
昨年も台風もあって、場所によっては道路が陥没したり、崖が崩れたりと、今でも
復旧作業をしている地域もありますよね。
岡谷もそうですけど、単に人が減っていくだけでなく、地域全体として活力をどう
維持していくのか・・・とても難しい・・・
肌感覚として実感した一日だったかもしれません。
その後は少し歩いたところにある「菅野（すげの）温泉」へ。
朝早くからやっている温泉銭湯。なんと２４０円！
諏訪は別府に次いで源泉が多い地域と聞いたことがあります。
源泉かけ流し・・・午後だったからか、他に客は２人だけ。
じっくりほげほげできました・・・。
湯上りにフルーツ牛乳飲んで、番台のおばちゃんにお礼を言って。
タオルにしみ込んだ源泉の香りが嬉しい・・・
（下諏訪駅でタオルを顔に当てて、ほげほげする自分・・・実に怪しい）
おかげさまで、新宿までの特急は爆睡でした。。
今日はここまでで・・・。
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