今週のお題「激レア体験」
学生時代の話ですが、敦煌郊外の砂漠で死にかけました!
敦煌の街外れに「月牙泉(げっかせん)」というオアシスがあります。
そこから延々砂漠の山が続いているんですね~~。
砂漠が見たくて、横浜から船に乗って上海へ(当時はそんな船便がありました)、
汽車とバスを乗り継いで1週間・・・やっと着きました敦煌。。。
オアシスがよく見える高台でぼぉ~と地平線まで広がる砂漠を見てたんですね。
そうしたら中国人の青年が近づいてきました。
「どこから来たの?」
「日本ですよ~」
とかなんとか会話が始まり・・・。
当時、第二外国語を中国語で勉強していたので、
その青年とカタコトの中国語と筆談でやりとりしていたら、
なんか盛り上がってしまって・・・
そのうちに
「砂漠が見たくてきたんだ~」と私。
「実は私も砂漠を見に来た」と彼。
「そうだっ!あの砂漠のどこまで行けるか競争しよーぜー」
「よっしゃ乗った! 負けへんで~」
と妙にハイテンションになり(既に暑い…)、砂漠へ向かうことに!!
最初はお互いにしゃべりながら、山を越えていたワタクシたち。。
そのうち、口数も少なくなり、
やがて声も出なくなり・・・
あーいくつ山を越しただろう~ あ、くらくらしてきた・・・
と、相棒の青年を見たら、青年の唇が真っ青!
「おい、唇が真っ青だぞ、大丈夫か」と私。
すると相棒が「おい、お前も唇真っ青だぞ・・・」と。
ワーーー!
8月でしたからね、敦煌行ったの。
8月の砂漠。自殺行為ですわー。
わー死ぬわ。ヤバいヤバい。
月牙泉へ帰ろう!! ・・・ということになって慌ててUターン!
まわりは砂山だらけで、オアシスも見えないですなぁ~
持ってきたのはお互いそれぞれペットボトル1本の水だけ。
若さというか、アホですよね~。
その後はよく覚えていないのですが(汗)、
なんとかオアシスに辿り着き、泉のそばで売っていたウリをふたりで
無我夢中で食べていた記憶はあります。
「いやー危なかった!」
「戻れてよかったね~」
と、笑顔でその青年と別れました。
(きっと顔はヘロヘロだったに違いない・・・)
そんなご縁もあって、4、5年ほど、その青年とは文通していましたが、
私も面倒くさがり屋の筆不精だったもので、交友も自然と途絶えてしまったことです
(もったいなかったかな?とちょっと反省)。
体力を使い果たしたのか、次に訪問したウルムチで高熱に襲われ、2日間寝込むハメと
なりました・・・(あーでも砂漠を体感できて満足だったかも)。
砂漠へ踏み込む時は水と果物を用意してから行きましょうね。。。
ではでは!
最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!