今日の東京は晴れのち雨。
台風が近づいているため、南から湿った風が…。
夜には天気も雨に変わる予報です。
少しは涼しくなるといいな…9月に入ったのにまだ真夏日なんて。
今年の天気は暑い方に上振れしていますよね…。
おおぅ、いつになったら涼しくなるんじゃ!
先日、秋田を訪ねた後、お隣りの青森県を巡ってから東京に戻りました。
めったに行けない場所ですので、このような機会でもないと行けないなぁーと、
思い切って訪ねてみました。
(あ、最初から考えていただろ…って?エヘヘ…そうかもしれませんね~😊)
今回はこちらの旅の続きになります。
朝5時台の電車で出発です。さらば、秋田!また来ようぞー。
(きっと、ワタクシのことですから、また秋田を訪ねそうな気もします…ふふふ)
本日は下北半島の恐山へ向かいます。
まずは各駅電車で一路青森へ。稲穂がきれいに色づいてきました。
(きれいだなぁ…とぼぉーと眺めておりました~♪)
今年は日照りと水不足で稲さんも大変なところが多いと聞きました。
収穫までもうあとちょっとですね!
本日の移動も青春18きっぷ♪
弘前での乗り継ぎも含め、3時間半ほど乗って、青森駅に到着しました。
次の青い森鉄道への乗り換えまで少々時間がありましたので駅構内をぶらぶらしました
何とJR東日本の点検車両、East i-Dが停まっていました。
ワタクシ、初めて見ました。思わずパシャパシャ撮ってしまいました。
しばらくすると、列車はゆっくりと出発していきました。
JR東日本はエリアが広いから点検も大変ですよね…毎日おつかれさまです!
ホームの端まで歩いてきました。昔はこの先で青函連絡船につながっていたのですよね
さぁそろそろ次の電車の時間。戻りますか…。
八戸方面、秋田方面、津軽線…青森駅は一大ターミナルなのですね…。
秋田へ向かう特急つがる号が停まっていました。特急だと1時間40分ほどで秋田まで
行けます(特急はやっぱり速いなぁ~)。
青い森鉄道で出発です。可愛いマスコットキャラクターがお出迎え。
次は野辺地(のへじ)駅まで向かいます。
東北新幹線が青森県まで延伸したことによって、在来線は第3セクターの青い森鉄道に
変わりましたが、野辺地から下北半島のむつ市を結ぶ大湊線はそのままJR東日本管轄
の路線として残っています(何だか飛び地みたいですね…)。
大湊線の次の列車まで15分ほどありましたので…
野辺地駅の改札の横にある、駅そば「パクパク」さんで朝御飯です!
本州最北の立ち食いそば屋さんではないでしょうか♪
(パクパク…というネーミングが可愛らしいです…)
こちらがメニューです。三食そばをオーダーいたしました。
生卵、きつね、たぬきの三種盛り…スープが優しいお味、美味でした。
おばさまが「どうぞ♪」と出してくれたその時、外で突然雨がザァー!と降り始め
ました。
ワタクシが「わぁー、凄いな!」と話すと、おばさま「たまには降ってくれないと
水全然足りないから…」
田畑が少し潤うといいですね…少しは涼しくなるといいですなぁ~
そんなお話をしておりました。おばさま、ごちそうさまでした。美味しかったです♪
発車時刻迫る!急いで再びホームへ。その名も快速しもきた号で下北駅へ向かいます。
(これを逃すと2時間半待ちとなってしまいます~時刻は前もって調べておくことを
おススメします…。本数が少ないからか、列車は満員でした)
さらば野辺地駅!いつのまにか雨は上がっていました…。
快速しもきた号は途中1駅しか止まりませんので速かったです。
駅まで下北半島の案内看板が…本日は訪ねるのは恐山のみ。
マグロで有名な大間や寒立馬がいる尻屋崎も惹かれるのですが、いかんせんバスの
乗り継ぎが悪くて…またの機会でございますー。
(あ、いつなんじゃ!って突っ込まんでくだされ~♪)
恐山行きのバスが出発するまでの間、車中で間食(早弁?)であります。
野辺地駅のパクパクさんで売っていた日替わり弁当、税込350円。
(手作り感抜群…なかなかおいしゅうございましたー)
下北駅から恐山まではバスで40分ほど。
途中からくねくねとした峠越えの道になります(結構急な道でした…)
その道中で…
恐山冷水のバス停でバスの運転手さんが止めてくれました。
「水を飲んできていいですよー」と運転手さん。
あ、この冷水飲みたかったので、めっちゃ嬉しい!
運転手さんの気遣いに感謝です。三杯ほどいただきました。
(とても冷たくて美味しい!恐山へ行く方はこちらで喉を潤すことが多いとか…。
冷厳高らかなるお水…古来より不老不死の霊水といわれているそうです。
喉も渇いていたので、ありがたかったです♪)
バスは最高地点を越えた後、今度はくねくねとしたつづら道を下っていきます。
やがて視界が開け、宇曽利山湖が見えてきました。
終点の一つ手前、太鼓橋バス停で降りた先には…
はい、三途の川を渡る橋、太鼓橋がありました。
以前は(三途の川を…)渡ることができましたが、橋が老朽化したため、
渡れませんでした。新しく架け替えるというお話もあるそうです。
⇒今回渡らなくて良かったのか、果たして…♪
太鼓橋を横から眺めて…
水がきれいでした…あちこちで硫化水素ガスが湧いて川に流れ込み、
川も湖も強酸性で生き物がいないため、このような澄んだ色になっています。
(バスから降りるとほのかに硫黄の香りがしました…)
終点の恐山まで歩いていきました。太鼓橋からは徒歩でのんびり歩いて10分ほどです
水がとてもきれい…強酸性のため、湖にはうぐいが1種類しかいないそうです。
(帰りのバスの案内で卵がすぐ溶けるので、うぐいも数を減らしている…そんなことが
紹介されていました。生き物には厳しい環境でしょうね…)
ところどころ、ポコポコとガスが湧いていました。湖の酸度も凄そうです…。
何だかいきなり別世界に来たような感覚になりました。
バスの停留所は恐山休憩所の前になります。
バスに乗っていた人たちに追いついちゃった!(ワタクシ、カモシカ足なもので…♪)
駐車場も割合広いです。車ですと途中の峠越えが大変かもしれません…。
総門前の案内所で入山料500円を支払います。入山料を支払えば、敷地内の温泉も
入浴することができます。正面に見えるのが…
山門です。立派な門ですね。
この左隣りに本堂がありまして、お参りいたしました。
9世紀頃に慈覚大師円仁が開基しました。
イタコでも有名ですが、今はその数を減らしているともいわれています。
(イタコは大きな祭りのときだけ恐山にやって来るのだそうです…恐山に毎日おられる
わけではないのですね。ふと思いましたが、恐山は他の霊場とは雰囲気が全然違う
ような気がしました…あ、ひとりごとですが…)
菩提寺の手前にある温泉の浴室をパシャリ♪(男女別の小屋になっています)
菩提寺の脇にある入口から散策路へ…さぁ、歩いていきましょう!
不思議な光景が広がっていました。
小石を積まれた場所がたくさん…。
恐山は特別な霊場だといわれています。秋田の知り合いからも「さっと見ていった方が
いい…」と言われました。
小石には触れない。風車にも触れない。周遊路からは外れない。これもお約束だとか。
心の底で深くお参りしながら、訪ねる場所だそうです。
普段はワタクシ、パシャパシャと写真をたくさん撮りますが、ここ恐山では
写真はあまり撮らないようにしようかな…そう思っていました。
(写真を撮る前に、心の中で「撮らせていただいてよろしいですか…」と。
遠くから「いいよ♪せっかく来られたのだし…」という声を聴いてから、
撮るようにしました……あ、ひとりごとですが、はい、ひとりごとです…)
遠くに宇曽利山湖が見えてきました。
日差しは強いのにあまり強く感じず…
穏やかな風が吹いているのに、音がしない…
恐山は静かな場所…と聞いてはおりましたが、本当に静かなところだと実感しました。
無音…とはこのような場所なのかな…と不思議な気持ちになりました。
こちらは地蔵堂。立派な建物でした(硫黄で厳しい環境なのに…)。中にも入れます。
足元が白い砂に変わってきました。正面右手に見えるのは東日本大震災の慰霊碑です。
極楽浜に着きました。白い砂、目の前に青く広がる宇曽利山湖…。
恐山といえば極楽浜…といわれるほど有名な場所。長年訪ねてみたかった場所でした。
極楽浜は亡くなった方と会話する場所ともいわれています。
ワタクシも亡き祖父母、叔父とお話をしました。
自然に涙がぼろぼろ…うぉんうぉんと大泣きしていたような…
いやぁー、涙腺が弱くなりましたね…テヘヘ♪
波打ち際を…ただただ静かでした。
(湖の水は強酸性なので、手を浸すことはやめました…)
風車が風に吹かれて、くるくると回っていました。
このようなところもあるのですね…不思議に感じました。
しばし湖を眺めた後…そろそろ戻るとしましょうか。
(ばあちゃん、じいちゃん、おじちゃん、また来るね。今日は守ってくれて
ありがとう…そう心の内でお礼を申し上げました)
帰りの散策路ではこのような風景も…恐山は今でもあちらこちらで噴気が出ています。
そんな火山活動の影響もあるのでしょうか。
(ガスの濃度が濃いので、散策路以外は立ち入らない方がいいと思います)
恐山には宿坊がありまして、宿泊することもできます。
その宿坊の東側にありますのが…
こちら花染の湯。ここだけ混浴となっています。
敷地の外れにあるからか、空いていることが多いとか。
歩いて汗もかきましたので、ひとっ風呂浴びますか!
小屋の中にある湯舟。硫黄の香りが凄いです(いい香り~♪)
恐山の湯小屋の中で一番良い泉質だという話を聞き、ぜひ入りたいと思っていました。
こちらが脱衣所。ロッカーなどはありません(シンプルな湯小屋ですので…♪)。
ワタクシが入ったときは既に窓は開けられていました。
お湯は顔にはつけない方がいいと思います。
(入浴は10分ぐらいにした方がよさそうですね…ワタクシは15分入っちゃいま
したが~♪♪)
PH2.71…最強なる硫黄泉ですね!!
再度湯舟を…めちゃめちゃ気持ちの良いお湯でした。
入った瞬間に「うわぁー本物だー♪」とじわぁーと成分が身体に沁みこんでいくのが
わかりました。
温度も気持ち良い湯加減で…。
(水を入れてぬるくすることも可能です。誰かが入っていたのかな?)
窓から外の山々を見ながら入るお風呂はまた格別でありました。
結局15分ほどいましたが、ワタクシ以外入ってこられる方はいませんでした。
(おうちの近くにあったら何度でも来るのになぁ…しみじみと思いました)
さぁ、そろそろ帰りのバスの時刻です。バス停に向かわねば!
小屋の前に囲いが…ガスがぶくぶくと沸いていました。活きている火山なのですね。
いい湯でした…ありがとうございました。
汗がいつまでもひかない…ぽかぽかになりました♪
(実は硫黄の香りがTシャツに沁みこんでなかなか取れませんでした。本物のお湯
ですなぁー)
恐山の滞在時間は1時間ほど。ガスの濃度がきついときもありますので、
このくらいの時間でさっと見て回るのがよいかもしれません。
恐山はとても素晴らしい場所でした。来れて良かったです。
当日は晴天だったからか、景色もきれいで、特に宇曽利山湖の風景は素晴らしい
ものでした。
(天気にも感謝です…ワタクシは晴れ系とは言え、ありがたいことですー😊😊)
恐山を紹介するサイトがありました(下北ジオパークさんのサイトです)。
よろしければどうぞご覧ください…。
再びバスに乗り、下北駅へと戻ってきました。バスは満員で立席も出るほど。
月曜でしたのに…シーズン期の来訪者はもっと多いのでしょうね…。
せっかくですので、折り返しの列車に乗って、終点の大湊駅にやって来ました。
こちらは野辺地方面。
終着駅の雰囲気って、結構好きでして…♪
折り返しの列車が出るまで少々時間が…駅前を出ると…
吉田ベーカリーさんなるお店を発見!地元ではあんバターサンドで有名なお店。
サンドイッチも美味しいですが、お弁当、お惣菜もとても美味しいと評判だそうです。
ワタクシも何か買っていこうかな…♪
午後も遅い時間でしたので、サンドイッチはほとんど売り切れでした。
懐かしいシュガートーストがありましたので、購入しました。
(あんバターサンド食べたかったなー、残念!)
帰りの列車でコーヒー片手にもぐもぐと…はい、本日のおやつですね😊
(下北駅でどわぁーとお客さんが乗って来て、帰りも列車は満員となりました。
大湊まで行って良かった…窓辺の席にも座れたし♪)
帰りは各駅列車でした。途中で…「ここにも横浜が!」思わずパシャリ♪
⇒写真に収めている方が他にもいました(下北半島には横浜町があるのですね…)。
大湊線は途中、陸奥湾沿いを走ります…波打ち際だぁ~気持ち良かったです。
(対岸に明日行く予定の津軽半島が見えました♪♪)
今宵の宿にチェックインした後、さぁ晩御飯ですね!(お腹空いたぁー♪♪)
街を散策していると、美味しそうな街中華屋さんを発見!入ってみようかな…♪
(青森の郷土料理をいただいてもよかったのですが、前日の秋田の郷土料理に満足して
しまっていたので…エヘヘ♪)
お店は階段を登った先の2階でした。
夕飯には少し時間が早かったので、お客さんはカウンターに2名のみ。
(ビールを飲みながら、楽しそうに競馬中継を見ていましたね…)
いやぁーいい感じです。本日はチャーハンと…
サッポロラーメンの味噌を注文!
先に来たのはチャーハン。結構量ある!紅生姜と福神漬けが乗っているのが面白いです
しばらくしてラーメンも来ました。野菜たっぷりで美味しかったです。
お腹が空いていたので、あっという間に食べてしまいました。
おじーさんとおばーさんの二人でやっているお店。
おばーさん、腰が曲がっていましたよ。
二人とも相当なお歳ではないかしら…どうかお身体お大事に…。
(街で愛される中華屋さんなんでしょうね~どうもごちそうさまでした♪)
本日最後に訪ねたのは五番軒さんの近くにある青森まちなかおんせん。
ホテルに併設された日帰り温泉です。
入浴料は大人480円。何とかけ流しの天然温泉付きです。
浴槽は全て天然温泉。露天風呂、サウナも付いて、このお値段はお得でした。
(泉質はナトリウム-塩化物泉。ポカポカ温まる温泉ですね~♪)
こちらが日帰りのお客さんの入口。本当は併設するホテルに泊まりたかったのですが
満室でした(シクシク…次回は泊まりたい…)。
秋田を訪ねて以来、足もパンパンでしたので、全身もみをお願いしました。
女性の方でしたが、丁寧にもみほぐしていただきました。
(気持ち良かった…途中で寝落ちしてしまった…)
ワタクシ、肩、腰、足と凝りやすいのですよね…近くにあったら毎月のように通う
のに…と思いました。
(入浴した後にやってもらったので、なお効果があったのでしょうね、きっと…)
まちなかおんせんさんのHPはこちらです。いいお湯でした…青森に来たら
また訪ねようと思います(できれば泊まりたい!)。
その後、お宿に戻りました(宿に着くまでにまた汗をかいてしまった!)。
青森初日はこうしてあっという間に終わってしまいました。
楽しいときって、あっという間に時間が経ってしまうのですよね…。
早めに青森に戻ったので、宿に着いたのは夜の9時頃。
はい、ベットで速攻バタンキュー(あ、表現古い?)です。
⇒寝落ちしましたぁ~朝早かったものですから…♪
今回の旅のご紹介はここまでとしたいと思います。
本日も長くなりましたが、最後までご覧いただきましてありがとうございます。
翌日は再び早朝に出発、今度は津軽半島の先端、龍飛崎を目指しました。
そのお話はまたの機会にご紹介したいと思います。
本日は旅の思い出、秋田の後訪ねた青森の風景をご紹介した一日となりました。
ではでは!
最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!