今日は少しローカルな話題ですが、私の生まれ故郷「富山県朝日町」をご紹介します。。。
(平成29年3月に訪問しました)。
私の両親は朝日町出身なんです。
(ふたりとも、もう町は出てしまいましたが~~富山人は県外に出るのが好き♪)
里帰り出産ということで町の病院で私は生まれ、その1か月後、当時住んでいた大阪
に戻り、それ以来小学校までワタクシは大阪で育った‥という次第でして。
小さい頃遊んだ朝日町の海を久しぶりに見たいな~ということで訪問してきました。
富山県朝日町の場所は?
朝日町は富山県と新潟県の県境にある人口12000人ほどの小さな町です。
富山県の最東端ですね。
東は山地(立山連峰が親不知にて日本海へとぶつかります)、北は海、西から南にかけ
て富山平野がわぁ~と広がり、南はそのまま立山連峰へとつづく‥そんな土地柄です。
場所はこんなところで…↓
朝日町には山、海、温泉などなど、見どころいっぱいあります。
その名のとおり、富山県では一番早く朝日が昇る町ですね!
ただ、朝日町は総務省から過疎地域(消滅可能性都市)の指定を受けてしまった!
それだけがちょっと寂しい‥‥。
朝日町のおすすめ、見どころをご紹介!
①宮崎ヒスイ海岸
朝日町の東端にある宮崎ヒスイ海岸。
その名のとおり、ヒスイの原石を(運がよければ!)浜辺で拾うことができます。
今では糸魚川の姫川ヒスイが有名ですが、以前はこの宮崎海岸がヒスイをよく拾える
場所として知られていました(ヒスイは姫川から流れてきます)。
夏になると波打ち際はヒスイを探す人であふれかえりますが、ヒスイの原石はなかなか
見分けるのが難しかったりする‥‥私もあんまり得意じゃなかったなぁ~。
結局拾えず、浜近くの売店でヒスイを買う人もいたりします~~。
(ワタクシもそのひとり‥‥こちらがそのヒスイ…恥ずかし(汗))
親不知‥昔は波打ち際しか道がなく、しかも通れるのは潮が引いた時だけ。
荒天の時に親子が移動するときは親は子供を振りかえる余裕がなかった‥‥
それが親不知子不知の名前の由来だとか。
でも実際は山を通る間道があって、上杉謙信が越中に攻め込んだときはその道を
通ったんだとか。
まぁ物語に近い話ですが、今でも海上を通る高速道路からの眺めは絶景ですよ。
(一番のおすすめは、くねくね断崖を行く国道8号線ですが、おすすめなんですけど
ちょっと怖いかなぁ~ダンプも多いし(って、どっちやねんって!)
新幹線ではトンネルが続き、車窓はまったくありません。
車窓を楽しみたいなら、在来線(三セク)がおすすめ。
②タラ汁
宮崎はタラ汁が有名。
「栄食堂」が老舗で、有名。朝からやってます。
ダンプ、トラックのあんちゃんがひっきりなしに寄って食べてます。
一人前でも鍋が出てくるのが面白いところ。
量もあるし、味もマイルド(意外とあっさりしてます)。
こんな感じのお店です。
③越中宮崎駅から泊駅へ移動します
ヒスイ海岸は越中宮崎駅から歩いてすぐ。
電車はだいたい1時間に1本の運転間隔ですので、時間に注意!!
電車でひと駅。海沿いを走って、朝日町の中心「泊駅」へ向かいます。
④泊駅から海へと向かいます
駅から浜辺までは歩いて20分ぐらいです。
街もすっかり静かに‥寂れてしまいました。
昔は夏になると「朝日町夏祭り」が開かれ、私が小さい頃は有名人も来てたんですよ。
蛭子さんとのペアで旅番組の愛されキャラとなった太川陽介もアイドル時代に
この夏祭りに来てて、ルイルイ~とか言いながら(すげー古っ!)歌ってたの見た
覚えあります(いつなんじゃ?って突っ込まれそうですけど)
しばらく歩くと、景色が開けて、浜辺沿いの木々が見えてきます。
大きい家が多いですね。納屋があったりもします。
こんなおうちが多いです~。
田んぼは今では区画整理されてきれいになりました。
昔は田んぼの形も街路もぐじゃぐじゃで、農薬も散布していなかったこともあって
自然がいっぱい。水路にはどじょう、ヘビ、カエルなど生き物いっぱい。
夜にはホタルがいっぱい飛んでいた記憶があります。
今はもういませんね~~(なかなか難しいです)。
こちらは地元で「しょうこうば(漢字変換できません!)」と呼ばれている湧き水。
海からすぐ、歩いて2、3分のところにあります。こんなに海から近いのに、一年中
こんこんと湧き水が出てます。さすが、黒部湧水群です。
夏でも冷たく、野菜やすいかを冷やしている人もいたりします。
(たまにどろぼうが出て困る‥とかなんとか‥‥)
⑤海へ出ました
小さい頃はここで泳いでいたなぁ~とちょっと懐かしい。
テトラポットがいっぱいありますが、富山湾は急に深くなる海で、新潟県と違って
遠浅の浜がありません(4~5m進んだら大人でももう立てません、ホントです!)。
テトラポットで潮流をさえぎって、わずかな砂浜でみんな泳いだりしてます。
先ほどの宮崎ヒスイ海岸でも泳げるんですけど、潮の流れがきつくて、すぐ遠く&横に
流され(離岸流ってヤツですね)、慌てて溺れる人が2年に1回は出ている浜だったり
します(溺れ死ぬ人は県外の人が多いですね)。
⑥お昼は蕎麦屋さん「草の子」で
集落にひっそりと佇むお店です。
浜草野という地名から名前をとった「草の子」
ご主人は長野県へそば修行に行かれて、地元へ戻り開業されたとか。
目立たないところにありますが、美味しいと評判でお昼は満席の日が多いですね。
駐車場スペースもあります。
若いご主人と奥様でお店を切り盛りされています。
テーブル席と、お座敷もあります。
HPはこちらからどうぞ↓
プラスα‥‥藤野英人さん
ひふみ投信で有名なレオス・キャピタルワークスの社長さん。
富山県出身なのですが、朝日町の古民家を買い取り、古民家を拠点として、
地方再生の様々なプロジェクトを発信し続けています。
過疎化が進む朝日町としては明るい話題ですね。
⇒藤野さんの記事はこちらです。
藤野さんの「他拠点居住」って考え方、面白いと思います。
こういう時代になったからこそ、様々な地域を知るというのも悪くない。
飽きっぽいワタクシとしても、いろんな地域で住むってちょっと惹かれる。
でも地域のしがらみって、結構根が深いんですよね。溶け込むのって大変っす。。
人柄が温かいところはもちろん素敵なんですけどね‥ただ時間がかかるというか‥‥。
朝日町の見どころはまだまだいっぱいあります!
朝日町は他にも小川温泉(天然記念物の洞窟風呂があります)、朝日岳など自然も豊か
他にも見どころいっぱいです。
あと面白いところではバタバタ音を立てて点てる「バタバタ茶」というのもあります。
最近は「春の四重奏」と称して、雪が残る立山連峰、桜並木、チューリップ、菜の花を
一望できる舟川べりの風景も有名になりました。
昔はいっぱいあった全国の「朝日町」も市町村合併を経て、現在残るは3か所。
私の生まれ故郷の富山県下新川(しもにいかわ)郡朝日町。
そう言えば昔、全国の朝日町、朝日村が集結する朝日サミット「全国朝日会交流」
という企画があったけれど、あれは今も続いているのかしら‥‥??
ということでローカルすぎるネタですが、私のふるさとのご紹介でした。
朝日町に限らず、富山県は立山連峰、アルペンルート、魚津の蜃気楼、
&冬のぶり、カニをはじめとした新鮮な魚介類、銀盤などおいし~いお酒などなど
おすすめがいっぱい。
東京からですと北陸新幹線で2時間強、
大阪・名古屋からでも特急で半日もかかりませんので、
もし「行ったことな~い!」という方はぜひ一度お越しいただけたら~~
春夏秋冬、どの季節でも楽しめます。
ご来訪をお待ちしております~と、勝手な応援団でした!!
(富山県って「え?どこなの??」と、よくわからない人多いんですよね~。
富山と石川の区別ができない!みたいな‥‥涙)
ではでは!
最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!