毎日の、ふとしたことを綴ってまいりましたこのブログも
読者登録者数が1000名となりました!
みなさま、これまで本当にありがとうございます!!
(皆さまからの励まし、応援をいただいてこそ、ブログが継続できた…と思っています
重ねてお礼申し上げます😊😊😊)
本日は「1000名達成記念♪」と称しまして、
ワタクシのふるさと、富山県朝日町と能登半島にある戦国五大山城といわれる
七尾城跡を訪ねた思い出を、当時作成した資料も交えてご紹介したいと思います。
お茶受け代わりにご覧いただけましたら幸いです。
・・・ここから・・・
一日目:大阪⇒朝日町(海を眺めて…)
突然ですが、富山県朝日町という町をご存じですか?
⇒聞いたことがないデース!
…あ、そりゃそうですよね?
⇒富山県ってどこ?(ウソやろ!!)
…はい、ワタクシの周りでも富山、石川、福井の位置関係を言えない方もいるんです。
(ええっ、失礼な!と思うでしょうけれど、本当の話だったりします…さめざめ…涙)
そうなんです、地図のとおり、ワタクシの故郷、富山県朝日町は富山県の一番東、
新潟県との県境に位置する人口1万1500人ほどの小さな町です。
人口が最盛期の半分になっちゃったり、平成22年には国から過疎地域に指定されて
しまったり…と色々ありますが、北アルプス3千メートル級の山々を望むことが
できる、海・山・川・里などなど自然に恵まれた素敵な町なんですよ。
(山間には小川温泉という柔らかなお湯を持つ温泉もあります!)
古くから人が住んでいたようで、旧石器時代の遺跡や日本最大級の竪穴式住居跡も
発見されています(海山の幸が豊かだったからでしょうね~)。
江戸時代には、町の中心部「泊地区」は北陸街道の宿場町として栄えました。
今回はそんなワタクシの故郷を訪ねた思い出?からご紹介したいと思います。
まず訪ねたのは、あいの風とやま鉄道の越中宮崎駅。
のどかな無人駅でして…宮崎ヒスイ海岸の最寄り駅でもあります。
駅から歩くとすぐ、前方に日本海がどどーんと広がります。
宮崎ヒスイ海岸はその名が示すように、ヒスイの原石を拾うことができる海岸として
有名です。ヒスイは新潟県の姫川上流よりはるばる流れてくるそうです。
(波打ち際を黙々と歩いて、ヒスイを探している方が結構いらっしゃいます)
この日は少し霞んでいましたが、天気が良い日に新潟県の方向を眺めると、
親不知の断崖絶壁をリアルに眺めることができます。
しばらくぼぉ~と水平線を眺めていました。
あ、きゅるる~とお腹が鳴りました…お昼も近づきましたので、
移動することにしましょうか。
越中宮崎駅より1駅お隣りの泊駅に移動しました。朝日町の中心となる駅です。
2015年3月、北陸新幹線開業に伴い、北陸本線の金沢ー直江津間は第3セクター
あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道に経営が移管されました。
新幹線を通すことによる宿命…のようなものですが、かつてJRの特急が停車する
ほど賑わいのありました泊駅も、今は駅舎が静かに佇む…そのような雰囲気と
なっています。
さぁ、駅から少しお散歩いたしましょう~♪
のどかな田舎の町です。
遠くに見える山は、地元の人たちが「城山(しろのこし)」と呼ぶ宮崎城跡。
平安時代末期、平家討伐に立ち上がった木曽義仲が後白河法皇の第二皇子「以仁王」の
第一皇子「北陸宮」を擁して、地元豪族の宮崎太郎一党とともに越中侵攻の拠点とした
城と言われています(越中宮崎駅の由来は、この宮崎氏にあります…)。
駅からのんびり歩いて20分ほど…本日のランチのお目当てとしていた
お蕎麦屋「草の子」さんに到着しました。
午後も1時半を過ぎて、もうお腹ペコペコです♪♪
地元朝日町出身のご主人が長野県まで修行に出掛けて磨き上げた腕…
コシもあって、なかなか美味しいお蕎麦屋さんです。
遠方から車で食べに来られるお客さんも結構多いそうです…。
亡くなったワタクシの祖母は、草の子さんがオープンしたとき、町のいろんな人に
「あんた、美味しいお蕎麦屋さんができたのよ!一度行きなよ!!」
「あんた、この蕎麦屋さん本格的だから!行ってみてーー!」
と、あっちゃこっちゃに声掛けしていたみたいです。
飲食店って、開業後の固定客をつかむのが大変…随分と助かったという話も聞きました
祖母が亡くなったとき、店主のご夫婦さんはとても悲しんでおられた…と聞いたことも
あります(お通夜にも来られていたなぁ…)。
今回も奥さんが「あっ!いらっしゃ~い」という顔をされてました…フフフ♪
こちら草の子さんのHPです。冷たいおそばは勿論、温かいおそばも美味しいですよ!
(今日も美味しかったです。ごちそうさまでした!!)
腹ごなしも兼ねて、草の子さんから歩いてすぐの浜辺にやってきました。
小さい頃、この浜でよく泳いでいたんですよね~(懐かしい…)。
富山湾は急に深くなるので(子供ですと、2mも行くともう足が海の底につきません。
ホントの話です)、潮流も早いので遠くまでは行けませんが、海の透明度は抜群で
魚もいっぱいいるため、波打ち際でも十分楽しめます。
網でひらめの子どもやキス、小さなフグなどを採っていた思い出があります。
テトラポットにも蟹さんがたくさんいましたから…遊び場には困りませんでした。
浜辺のそばには何故か湧水が湧いていたりします。
地元で「しょうこうば」と呼ばれている湧水です。
(昔、近くに塩工場があったらしい…しおこうば、しょうこうば…ふむふむ…)
北アルプス連峰から流れ出る、黒部の湧水群のひとつです。
夏でも冷たい美味しいお水。
海で泳いだ帰りは、こちらに寄って、顔を水の中に付けて目をパチクリやって、
目についた塩分を洗い流していました。
(夏はスイカやキュウリを冷やしている人もいます~~)
集落は静かでした…昔は街なかにもバスがいっぱい走っていたのですけれど…
今では町が運営するコミュニティバスになっちゃいましたね~
(子供の頃は、祖父母と一緒にバスに乗って、山間の湯治場へ行ったなァ~)
再び泊駅に戻ってきました。
JRの頃は改札がある1番線が新潟方面、跨線橋を渡った先の2番・3番線が富山
方面…でしたが、第3セクターへ移管後は使われるのは2番線だけになりました。
(2番線に「直江津方面列車の気動車」「富山方面の電車」が縦一列で停まって
お客さんは同じホームで乗り換える…そんなスタイルになりました)
泊駅で降りる人は必ず跨線橋を渡らなくちゃいけなくなっちゃった…トホホ。
そんな環境でも、あいの風とやま鉄道さんは頑張っています。
車内でお食事もできる特別列車「一万三千尺物語」号などを走らせたりしていますよー
経営上いろいろ大変なことも多いとは思いますが、頑張ってほしいです。
(あ、ワタクシは乗ったことないなぁ~一度乗ってみたいですねー♪)
一万三千尺物語号はこのような列車です(あいの風とやま鉄道さんのHPより)
二日目:朝日町⇒氷見⇒脇⇒七尾城跡⇒羽咋⇒大阪
こちらは氷見(ひみ、と読みます)の港から富山湾に昇る朝日さん。
朝日町出身だから…というわけではないですが、朝日って結構好きです♪
この日も朝からいい天気…しばらく見とれていました。
2日目は氷見から富山ー石川の県境を越えて、七尾市へと向かいました。
まずは朝一番の氷見線に乗って、氷見の街へ向かいました。
氷見の手前には雨晴(あめはらし)駅という有名な撮影スポットがあります。
冬の空が澄んだ日に、雨晴駅前の海岸より富山市方面を眺めると、
富山湾の向こうに浮かぶ立山連峰が見える!美しい!!ことで人気の場所です。
ワタクシが訪ねた日には山は見えませんでしたが、雪を被った立山連峰は本当に美しい
ですよ~。
(富山県さんの観光ガイドさんに写真がありましたので、よろしければどうぞ♪)
バスが来るまで少し時間がありましたので、氷見の街を散歩しました。
港へ行ってぼぉ~としたり、街なかの運河のような川を眺めたり、
お寺さんに寄ったりしていると…あ、バスがやって来ました!
バスは氷見の街を出ると、富山湾に沿って北上していきます。
途中、県境にある脇集落で乗り換えです。
ここでも少し時間ができましたので、辺りをうろうろ散策していると、
何やら民宿さんを発見!
その名も「サンヒルズのと」
民宿の看板に温泉もあると書いてあったので、入口の暖簾をくぐると
ひとりのおばあちゃんがいらっしゃいました。
ワタクシ「お湯をお借りすることはできますか?」
おばあ「あー、朝食も終わったから、いいですよー」
ワタクシ「ありがとうございます!おいくらですか?」
おばあ「50円です。お荷物お預かりしましょうか~」
ワタクシ「(50円!安いっ!!ホンマか?)あ、お願いします」
・・・実は500円だったんですよね、日帰り入浴料。
帰り際、おばあさんが照れながら「ごめんなさい、50円じゃなくて、500円
なんです…」とモジモジしながら話しかけてきたのは微笑ましかったです♪
(もちろん差額は払いました😊)
温泉は本格的なものでした。濃厚な硫黄泉のかけ流し。
内湯と、小さな露天風呂がありまして、露天からは目の前に海が一望できました。
バスの時間があるので、長くは入れませんでしたが、素敵な朝風呂となりました。
写真の代わりに、サンヒルズのとさんのHPをどうぞ~♪
料理も美味しそうです。一度泊まってみたいなぁ…素敵なお宿さんでした。
(朝っぷろ、本当にありがとうございました!!)
次なる目的地は七尾城跡。
戦国五大山城のひとつともいわれています。
(ワタクシ、一度訪ねてみたいと思っていた城跡でした)
城跡は七尾駅より南へ4kmほど行ったところにあります。
山全体を城郭としていたそうで、本丸は標高300mの山の頂上にあります。
山の麓からの登り道もあるそうですが、「駅からとても歩いていけない!」
「明日仕事で帰らないといけないから、山に登っている時間がないー!!」
ということで、今回は奮発して駅からタクシーで山頂にある本丸跡へと
向かいました。
タクシーの運ちゃんが面白いおじーさんで道中楽しかったです。
(ワタクシみたいに山までタクシーで行く軟弱者は多いそうです。麓からの道は
なかなか険しいんだそうな…)
くねくねとした道をしばらく登ると…本丸跡そばの駐車場に到着しました。
運転手さんが「一旦、精算して待っててあげるよ。のんびりしといで~」
と言ってくれました(サンキュー、運ちゃん!!)。
さぁ、まいりましょうか。
七尾城は諸説色々ありますが、16世紀前半に室町幕府の三管領の流れを組む
能登畠山氏によって築かれたと言われています。
城の区画は南北2.5km、東西1kmにも渡り、城の総面積は252.6ha。
麓から山頂までの七つの尾根筋(七尾の由来だそうです)に沿って、多くの曲輪や
屋敷が建てられました。
麓には城下町がどーんと広がっていたそうで…麓から眺めると山城はさぞや迫力が
あったことでしょうね。
まず本丸跡に向かうことにしました。
いきなり立派な石垣さんがお出迎えです。
保存状態が良く、往時の姿のまま残されています。
本丸の手前には重臣の遊佐(ゆさ)氏の屋敷跡もありました。
本丸跡に到着しました。
この日は少し霞んでいましたが、麓が一望でき、いい眺めでした。
遠くには舳倉(へくら)島も見えました。絶景ですね!!
(風もさぁーと吹いていて…気持ち良かったです。しばらくぼぉ~と眺めていました)
さぁ、ぐるっと巡ってみましょうか…。ちょっとした森林浴ですね♪
本丸を中心に、重臣たちの屋敷が配置されていました。
こちらは温井(ぬくい)氏の屋敷跡。
二の丸跡に着きました。広いですねーー。
こちらは七尾城の復元図です。限られた土地を上手く活用しているなぁ…と思いました
山頂部の散策コースを紹介する看板がありました。
アップダウンの道をぐるっと巡って、およそ50分ほどです。
(いい運動になりますよ!ワタクシはカモシカ足なので40分ほどで巡って
しまいました…てへへ♪)
屋敷跡、掘割などが当時の姿のまま残されていて、往時の雰囲気を感じることが
できます。
尾根筋の谷はなかなか険しいですね…。
ここを攻めるのははっきり言って無理なのではないか…そう思いました。
(兵糧攻めか、あるいは内部離反を待つしかなさそうな気もします)
三の丸跡も広かったです。当時、どんな建物が建っていたのでしょうね…。
(そんなことを想像するのも楽しいです)
どんどん進んでいきましょう。汗ダクダクです…タオルを持ってきて良かった…。
三の丸跡から麓へ下りる道もあるのですが、今回は時間がないので断念♪♪
再び本丸跡に戻ることにしました。
湧水を発見!籠城にお水は欠かせませんよね~。
今もこんこんを水を湛えていました(飲むのは遠慮しときました!)。
道はアップダウンが続きます。しっかりした靴でないとしんどいかもしれません。
こちらは寺屋敷跡。お寺さんもあったのでしょうか…。
(何でもかんでも揃っていたのでしょうね~)
ぐるっと一周して戻ってきました。
いやぁ~階段も険しいですが、それにもまして美しい石垣…疲れが吹っ飛びます😊
再び本丸跡に戻ってきました。いやぁ~良く歩いたなぁ…ちょこっと休みましょう♪
ベンチもあるので、のんびりできます。
(遠くを眺めている方もいらっしゃいましたー)
お社さんもありましたので、今日の訪問に感謝してお参りしました。
いやぁー険しいお城です。さすが戦国五大山城と言われるだけはあります。
(他は上杉氏の春日山城(新潟)浅井氏の小谷城(滋賀)六角氏の観音寺城(滋賀)
尼子氏の月山富田城(島根)になります。 これでワタクシ、全て制覇です♪)
七尾城を拠点に能登を支配してきた畠山氏も1577年、上杉謙信によって七尾城が
落城、170年近くに及ぶ能登支配を終えることとなりました。
重臣同士の仲が悪かったんですよね…古い家柄の大名によくあるお話ですが…。
当主の畠山春王丸が若かったため、温井氏、長(ちょう)氏、遊佐氏といった重臣たち
の間を取り持つことができず、結局遊佐氏の内応によって、七尾城は落ちました。
(当時七尾城に籠っていた長一族は皆殺しにあったとか…あぁ、現代の企業にもあり
がちなお話です。いつの時代も人間のやることは変わりませんね…はぁ)
最後に七尾城の復元イラストをご紹介します(看板がありました)。
山の上にこのような建物がいっぱいあったとは…。
重機もない当時の建築技術にはただただ感服するばかりです。
今日はぐるっと巡って、汗もいっぱいかいたけど楽しかったな!
来れて良かった…また来てみたいお城跡さんです。
最後に七尾城跡を紹介する七尾市さんのHPもどうぞ♪♪
(パンフレット、登山道や遺構の平面図も紹介されていて参考になります)
七尾駅まで戻りまして、遅めのランチにしました。
海の幸を食べるぞ!…ということで駅前にある回転寿司「夢市」さんに寄りました。
程よいお値段でネタも新鮮!美味しかった!!
(氷見から仕入れていると板前さんが話していました)
今回もご紹介しよう!と思ったのですが、HPが消えてる…まさか…
そうなんです、閉店しておりました(コロナに勝てなかったのでしょうか…)。
昼どきの時間を過ぎていたのに、お客さんでいっぱい…賑わっていたお店でしたが…
(寂しいです…)
ただ調べたら、駅から少し離れた同じ市内に「能登前寿司千代ずし」さんとして
リニューアルオープンしていたようです。
今度機会があったら、行ってみようかな…と思っています。
さぁ、七尾の街ともお別れですね…長年来たかった七尾城跡、素敵でした。
(お世話になりました皆様、ありがとうございました!)
七尾からの帰り道、羽咋(はくい)駅で下車して、
千里浜なぎさドライブウェイに寄りました。
知る人ぞ知る、日本で唯一波打ち際を車で走れる場所として人気のスポットです。
この日は羽咋駅から歩いて、千里浜に向かいました(結構歩いたぁ~)。
ドライブウェイの北口から入ったのですが、本当に浜辺を車やバイク、大型バスまで
走っていました。面白い光景でした。
海を眺めながらのドライブは気持ちいいでしょうね~。
ただ残念ながら、最近は浜辺の浸食が激しく、走行できない日もあるそうです。
(どこぞで護岸工事をしたため…とも言われているそうな…。こらっ!)
昔ははるか遠くまで砂浜が広がっていたのだそうです。
⇒だから千里浜…なんですね♪
こちらは千里浜を紹介する羽咋市さんのHPです。
(羽咋は「UFOのまち」をPRしている街としても有名だったりします…街中に宇宙
人のモニュメントもありました(あ、写真撮ったのに、データどこへ行った!!)
近くにあって行けそうで行けないところって、ありますよね…。
今回、念願の七尾城跡を訪ねることができて良かったです。
この記事を作っていて、「あーまた旅に行きたくなったなぁ~」と思いました。
今回も素敵な旅となりました…ご縁って素晴らしいですね😊
お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。
・・・ここまで・・・
旅の思い出のご紹介も今回で20回を数えることとなりました。
これまでいろいろなところを訪ねてきたなぁ…としみじみ思います。
今はコロナもあって、なかなか遠い所へ旅をするのは難しい状況かもしれません。
旅に行った気分で…振り返りも兼ねまして、ちょっと癒しのひととき…
これまでの旅の思い出をご紹介させていただけましたら…。
(ずらずらと紹介が続いて申し訳ありません~よろしければお茶受け代わりに
ご覧ください・・・ぺこっ!)
・・・ご紹介、ここから・・・
※大和温泉はコロナ対応のため、現在は地元の方のみ入浴可となっています(ご注意ください…)。
※吉田町は今回の大雨の被害が大きかったと聞きます。一日も早い復旧・復興を
願っております。
・・・ご紹介、ここまで・・・
いっぱい記事を並べてしまってすみません。
ちょっとした旅気分を味わうひとときとなれば…幸いです😊😊😊
今日は読者登録のお礼と、これまでの旅を振り返った一日となりました。
(ブログって楽しいですね~これからも日々の出来事をぼちぼちと綴っていきたいと
思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪♪♪)
ではでは!
最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!