げんさんのほげほげ日記

その日に感じたことや、これまで考え続けてきたことなどを 徒然なるままに綴っております(雑話的なブログです)。 好きな読書を通じた、こんな本もありますよ~といった紹介や、 これまでの旅の思い出などにも触れていけたらな、と思っています。 (ブログの機能なども日々勉強中!)

群馬県南牧村「星尾温泉木の葉石の湯」を訪ねてきました(今日は小さな旅のご紹介です)

南牧村の温泉「星尾温泉木の葉石の湯」を訪ねました!

 

f:id:genta-san:20200313105608j:plain

今日は小さな旅のご紹介です。

群馬県の南西部に南牧(なんもく)村という小さな村があります。

(長野県に同名の村がありますが、そちらは「みなみまきむら」です。温泉の奥さんも

 似てるのよねって言ってました・・・)

人口は1800人ほど。65歳以上の高齢者が6割以上という全国屈指の高齢化率です。

すごいっ!どんな村なのか・・・お土地柄を知りたい。

ということで、日帰りで行ってきました。

f:id:genta-san:20200313131846j:plain
f:id:genta-san:20200313105033j:plain
f:id:genta-san:20200313121131j:plain
こちらが星尾温泉さん。坂を登ると玄関になります
f:id:genta-san:20200313122218j:plain
f:id:genta-san:20200313122228j:plain
こちらが玄関。建物は基礎からすべてご主人が自ら建てたんだそうです
f:id:genta-san:20200313122236j:plain
f:id:genta-san:20200313113314j:plain
玄関で入浴料を支払います。玄関をあがると囲炉裏のある部屋がありました
f:id:genta-san:20200313113241j:plain
f:id:genta-san:20200313112559j:plain
となりが食堂。そのとなりに脱衣所があります
f:id:genta-san:20200313130616j:plain
f:id:genta-san:20200313112024j:plain
浴室です。洗い場は2つ。4~5人までかも。お客さんが多い時は待っててもらうとか

食事処は畳だったものを板張りに張り替えたそうです。

風呂場もすべて板張りに。 苦労がしのばれます。。。

f:id:genta-san:20200313113337j:plain
f:id:genta-san:20200313113325j:plain

f:id:genta-san:20200313113333j:plain

昔から温泉が湧きだしていたそうで、住民が多かった時代には共同浴場があったとか。

一旦温泉施設はなくなったそうですが、数年前に今のご主人がクラウドファンディング

を活用して温泉を復活させたそうです。

f:id:genta-san:20200313105937j:plain
f:id:genta-san:20200313105902j:plain

温泉は黄金色でした(本当に金色です!)。眼下に見える大きな岩は「さざれ石」

薪で焚いて温度を調整しているそうで、湯加減は熱くもなくぬるくもなく、ちょうど

いい感じでした(いつまでも入っていられる・・・)。

f:id:genta-san:20200313113343j:plain
f:id:genta-san:20200313105323j:plain
温泉分析表と温泉の効能です
f:id:genta-san:20200313110111j:plain
f:id:genta-san:20200313112018j:plain

板の上に座って外を眺めることもできます(足湯みたいですね)

脚立があるので、風呂の出入りも楽です(すべりやすいので、こういった小さな配慮が

うれしいですね)

湯船に浸かったり、座って外を眺めたり、窓を開けて空を眺めてほげほげしていたら、

お腹がすいてきたので、一度上がって昼をとることにしました。

 

f:id:genta-san:20200313113247j:plain
f:id:genta-san:20200313113734j:plain
お水、お茶はセルフサービス。 注文票に書いて厨房にいる奥さんに渡して注文する流れです
f:id:genta-san:20200313113253j:plain
f:id:genta-san:20200313113258j:plain

黒うどんはここでしか食べれないですよ~と奥さんが言っていたので、少し惹かれまし

たが、結局ラム肉のトッピングの誘惑に負けました。おきりこみを注文!

今の時期は天ぷらはなし。山菜が取れる時期からだそうです(もうちょっと後ですね)

f:id:genta-san:20200313113700j:plain
f:id:genta-san:20200313113654j:plain

まずはビール。いやーうまいっす。こういう場所で湯上りに一杯は本当にうまい!

奥さんがおつまみも一緒に持ってきてくれました。

「ふき」「ユズ」「ふきのとうのみそ」の3点。ふきのとうみその苦みが絶品!

f:id:genta-san:20200313114156j:plain
f:id:genta-san:20200313114732j:plain

ビールを飲みながら外の景色を見ているうちに、郷土料理お切り込みが到着。

具がいっぱい入ってます。うれしい。

緑色の山菜は「こごみ」茶色は「わらび」

他ににんじん、大根、ゴボウ、コンニャク、里芋、シメジ、ネギ、油揚げ。

トッピングのラム肉も結構入ってました。

身体もあったまるし、野菜がてんこ盛りなので、身体にも優しいですよね。

 

食べながら、奥さんからいろいろお話をお聞きしました。

ご主人も奥さんも南牧村のご出身ではないとのこと。

ご主人は北海道、奥さんは千葉県の松戸出身です。

私「松戸?私、柏に住んでたことありますよ」

奥さん「ええっ?私は松戸のみのり台ですよ」

私「私は東武野田線新柏増尾も近いですよ」

奥さん「ええ~よくわかります」

と急にローカル色全開!

ご主人も私が奥さんのご近所さんでビックリしてました(笑)

 

30年ほど前に南牧村にご縁が出来て、休みなどを利用して村へ通っていたそうです。

15年前に空家を紹介してもらって、借りて住むことになったとか。

紹介を手助けしてもらった村の課長さんが今の村長さんなんだそうで。

お子さんは息子さんと娘さんがおられるそうですが、「田舎はきらい」と言われた!

ご主人と奥さんのお二人ですぐ近くの民宿も経営されてます。

 

そのうち、奥さんから「今作ってる貸切風呂と離れを案内しましょうか?」と。

勿論お願いしました!

f:id:genta-san:20200313122410j:plain
f:id:genta-san:20200313122441j:plain
f:id:genta-san:20200313122840j:plain
f:id:genta-san:20200313122844j:plain

 

温泉の建物はご主人が建てられたそうです。

奥さんは「主人にあれやれ、これやれと言われて・・・」と下働きが多いと苦笑して

いました(そんなにイヤそうではなかったけれど)

奥さん曰く「主人は働いているときは釘も打たなかった。今は家も作れる。大工大

き。私は今はペンキ塗り作業を手伝っています。時間をかけて作ってます」

 

貸切風呂は4月オープンを目指しているとのこと。

風呂桶はひのき。山梨県から取り寄せた富士山のひのき「富士ひのき」とのこと。

ひのきのい~い香りが部屋いっぱいに広がっていました。

広い浴槽ですし、温泉に浸かって、ひのきの香りを・・・オープンが楽しみですね。

このお風呂、貸切にできるだけでなく、風呂からの眺めも絶景ですよ。

こちらです。

f:id:genta-san:20200313122457j:plain

 

眼下に広がる景色がすばらしい。4月は桜だからなおのことでしょうね。

右下の赤い屋根の建物がお二人が経営されている民宿です。

ただ、この谷あいも空家が増えていて、見える範囲でお住まいなのは正面に見える白い

壁の家(温泉をお手伝いしている若い方がおられるそうで、その方が借りている家)と

左側の高台の家とのこと。

 

私「買い物はどうされているのですか?」

奥さん「週に1日、販売の車が来るんですよ」

私「それは助かりますよね。ご高齢の方も多いでしょうから」

奥さん「役場などへは木曜と金曜に(村営)バスが山の上まで行って、ここまで来るん

 ですよ。下仁田へ行って、病院寄って、買い物して13時ぐらいで帰ってくる」

私「週2日買い出しして、野菜とかはどうしてるんですか」

奥さん「野菜は庭で作ったりして、なんとかやってる家が多いですよ」

奥さん「山の上までコンニャク作っていたんですけど、杉を植えたらいいと国から

 言われて。最初だけ、一回切っておろした。あとは処分しなくて、結局、高齢化で

 管理できず。放置状態ですよ」

・・・うん、なかなか切ない。

 

そのあと、もうひとつ離れの棟を見せてもらいました。

ここも手づくりでコツコツ作っているそうで、宿泊棟として夏頃オープンを目指して

いるそうです。

農家だった方の家を解体して、一から作り上げているそうで、手作り感満載です!

f:id:genta-san:20200313123241j:plain
f:id:genta-san:20200313123131j:plain
離れの入口と通路(「足元気をつけて」と奥さん。お優しいです!)
f:id:genta-san:20200313123127j:plain
f:id:genta-san:20200313123106j:plain
お泊り部屋(寒い土地柄ですので、断熱もしっかりやってます!)
f:id:genta-san:20200313123142j:plain
f:id:genta-san:20200313123152j:plain
厨房と事務所スペース

「この家はさざれ石の上に立っているんです」と奥さん。

この辺は大きなさざれ石がたくさんあるんです、と言ってました。

さざれ石の上に立っている家なんて、初めて聞きました!

こちらは帰りがけに撮った写真です。

確かにさざれ石の上に家が建ってる・・・すごいかも。

f:id:genta-san:20200313131944j:plain
f:id:genta-san:20200313131947j:plain
さざれ石の上に家が建ってます。右側の写真は貸切風呂棟

 

もう一回お風呂に入って、奥さんにお礼を言って、お別れです。

「また来てくださいね」と奥さん。いろいろ至れりつくせりで優しいご対応、ありがと

うございました。「夏もいいですよねー」と話すと、「今は梅、これから桜です」と。

f:id:genta-san:20200313131835j:plain

家の前に咲いている梅。満開でした

今日は気温が19度もあって、3月上旬にしては暖かかったかも。

今度は夏に来てみたいなー。

蝉の声を聴きながら湯舟でほげほげするのもいいかも・・・とも思ったりしました。

<星尾温泉木の葉石の湯 データ>

住所:〒370-2816 群馬県甘楽郡南牧村星尾1162

電話:090-4733-4939

営業日:定休日は月曜日(月曜が祝日の場合は火曜)

営業時間:11時から18時まで

入浴料:大人800円 小人400円

HPはこちらからどうぞ。

f:id:genta-san:20200313132103j:plain
f:id:genta-san:20200313132203j:plain
こちらはご夫妻が経営している民宿「かじか倶楽部」です

<星尾温泉への行き方>

村営バスで羽根沢バス停から歩いて2キロほど(20~30分ぐらい)

バス停からの行きはずっと上り坂になります。

(私は横着して行きは村役場からタクシーを使ってしまいました・・・)

歩いていくと、こんな道です。一部狭いところはありますが、舗装されていて、

歩きやすい道です。せせらぎと森林浴で歩いているだけで癒しになりますよ。

帰りの道を紹介しますと(バス停からは逆になりますが・・・)

f:id:genta-san:20200313132248j:plain
f:id:genta-san:20200313132320j:plain
f:id:genta-san:20200313132440j:plain
星尾集落はこんな感じです(分かれ道は左折になります)
f:id:genta-san:20200313132656j:plain
f:id:genta-san:20200313132907j:plain
f:id:genta-san:20200313132638j:plain
星尾集落の遠景。スギ林や石垣の上に立った家もあちらこちらに
f:id:genta-san:20200313132606j:plain
f:id:genta-san:20200313132627j:plain
f:id:genta-san:20200313132631j:plain
昨年の台風で道路の一部が陥没していました。落ちた路盤はそのままに
f:id:genta-san:20200313132458j:plain
f:id:genta-san:20200313133405j:plain
f:id:genta-san:20200313133630j:plain
道は狭いですが舗装はしっかりしています(車も結構通っていました)
f:id:genta-san:20200313133053j:plain
f:id:genta-san:20200313133350j:plain
f:id:genta-san:20200313134116j:plain
かわいい新聞受けや鳥獣供養塔もありました
f:id:genta-san:20200313133442j:plain
f:id:genta-san:20200313133439j:plain
f:id:genta-san:20200313133543j:plain
ヤマメやイワナは大物もいるのでしょうか?陶芸の美術館??
f:id:genta-san:20200313134621j:plain
f:id:genta-san:20200313134618j:plain
f:id:genta-san:20200313134603j:plain
f:id:genta-san:20200313134550j:plain
f:id:genta-san:20200313134624j:plain
f:id:genta-san:20200313134501j:plain
羽根沢バス停周辺を。そばに学校跡を利用した郷土資料館もあります

 

南牧村最奥の集落「勧能地区」を訪問!

f:id:genta-san:20200313143035j:plain

少し時間があったので、羽根沢バス停から村営バスで10分ほど乗車して、

更に村の奥にある「勧能地区」を訪問しました。

 

バス折り返しの間の30分ほど、勧能集落を散策しました。

これが限界集落なのか・・・と感じる箇所がいっぱい。

f:id:genta-san:20200313142041j:plain
f:id:genta-san:20200313142056j:plain
f:id:genta-san:20200313142102j:plain
使われなくなった自販機・・・この缶はいったい・・・集落には自販機はありません
f:id:genta-san:20200313142002j:plain
f:id:genta-san:20200313142008j:plain
f:id:genta-san:20200313141906j:plain
昔、民宿だったそうです。放置されている家もあり、相当傷んでいます
f:id:genta-san:20200313142604j:plain
f:id:genta-san:20200313142634j:plain
f:id:genta-san:20200313142210j:plain
放置された車。南牧川に渡る橋から。谷あいの土地にそって家が並んでいます
f:id:genta-san:20200313141320j:plain
f:id:genta-san:20200313141146j:plain
f:id:genta-san:20200313141203j:plain

 

この先は長野県へつながっています。更に先へ進もうと思いましたが、右手山の奥から

犬の声が聞こえてきたので怖くなって引き返しました(野犬?)

集落には大きな家が多いですが、どのくらい住んでおられるのか・・・

石垣を重ねてその上に家を建てる作りは感動します。

どうやって作ったんだろう。

石垣や細かな石(くぬぎ石というそうです)は現地で調達できるとバスの運転手さんは

話していました。でも、今は安いブロックになってしまったとか。

ここでも伝統の(石垣積み)工法を続けていくのは難しくなっているのかもしれません

 

自販機や店があるのはすばらしい。集落を歩いていてそのありがたさを感じました。

勧能集落、これぞ限界集落なのかもしれません。

家も朽ちるまま、そのままにしているところもありました。

運転手さんに聞いたら、大きな家はみんな農家だったそうです。

集落を歩いていてお会いしたのは、バスを降りたときにお会いしたおじいさんと、歩い

ている時に家の中におられたおじいさん、このお二人だけでした。

(ほかにももちろんいらっしゃることとは思いますが・・・)

最後に勧能集落の全景を(帰りのバス車内から撮りました)

f:id:genta-san:20200313144051j:plain

 

南牧村役場周辺も散策してみました!

f:id:genta-san:20200313101731j:plain

朝に乗ったバスが南牧村役場近くで終点だったので、村役場周辺を少し散策しました。

まずは役場に寄ると入口に観光パンフレットが置いてありました(ので頂戴しました)

f:id:genta-san:20200313101959j:plain
f:id:genta-san:20200313101727j:plain
村役場の玄関には人口が。となりにはテレビ局がありました(ケーブルテレビです)

役場の裏手は南牧川のせせらぎが。

夏は気持ちよさそうです。

高齢の方?何か探していました(何を取っているのだろう~)

f:id:genta-san:20200313102237j:plain
f:id:genta-san:20200313102723j:plain

谷あいの土地ならではの風景。

土地が少なく、斜面に工夫して家を建ててます

f:id:genta-san:20200313103038j:plain
f:id:genta-san:20200313103159j:plain

金融機関は群馬信組と簡易郵便局がありました。

 

f:id:genta-san:20200313103117j:plain
f:id:genta-san:20200313103125j:plain

カフェ発見!

残念ながら今日はお休みでした。

f:id:genta-san:20200313103533j:plain
f:id:genta-san:20200313103502j:plain

美味しそうなお店「ちとせや」も発見!

まだ営業時間前でした。

 

その後バスが来るには1時間ほどあったので、タクシーで星尾温泉へ向かったのでした

タクシー会社は雨沢ハイヤー

村営バスの運行委託もしています。

実はタクシーの運転手さんが帰りの村営バスの運転手をしていて、お互いビックリ!

(羽根沢バス停から乗った時にバッタリ再会。「温泉ゆっくりできた?」って微笑んで

 くれました・・・)

運転手さんからはこんな話を聞きました(あーお名前を聞いておけばよかった!)

南牧村は雪はあまり降らない(同じ群馬でも草津や水上とは違う)

・ただ谷あいを通る風は冷たい。冬は本当に底冷えする

・土地がない。家を建てるの大変

・昨年の台風は大丈夫だった。道路は陥没したところはあったが、川の水が(木々で)

 詰まらずに流れてしまえば問題ない。村内はどこも大丈夫だった。

・クマが出るのは秋。昨秋は運転手さんは二度ほど道路を横切るクマに会った。

 クマが出ると放送で注意喚起される

・シカも多いが、鉄砲撃ちが少なく、他の行政の人に猟友会に入ってもらってる

・高齢者が多いので、車も軽自動車が多い

 

私が運転手さんに「田舎は富山なんですよ」ってお話すると、「一昨年富山行きました

よ。ヒスイ海岸行きました。アルペンルートも富山側から入って往復しましたよ」って

嬉しそうに話していたのが印象的でした。

おまけの会話。。。

私「ヒスイ海岸ってすぐ流されるんですよ。富山湾ってすぐ深くなるので」

運転手さん「ああ、確かに。浮き輪があっという間に横に流されてびっくりした」

私「ヒスイ海岸は横に流されるんですよ。富山は遠浅の浜がないんです」

運転手さん「確かに横に流された。新潟の海は遠浅の海岸あるよね」

私「富山湾はすぐ深くなるのと潮の流れがきついのを知らない人が多いので、だいたい

 二年に一度ぐらいの頻度で溺れ死ぬ人出ますよ。例えば、長野県から来た人が海をよ

 く知らなくてそんなことになったりします」

運転手「なるほどー」

私「地元の人は知っているから。テトラポットの内側で泳いだりしてるんですよ。ヒス

 イ海岸はテトラポットなかったでしょ」

運転手「なかったわー」

私「アルペンルートは景色は絶景だったでしょう。ダムまで行かれましたか」

運転手「ダムまで行った。よかったわーー。車で行ったから富山まで折り返したけど」

 

下仁田駅周辺もご紹介!

f:id:genta-san:20200313153107j:plain

下仁田名物の「かつ丼」。駅前のレストラン「ヒロ」にて

南牧村へバスで行くには下仁田駅からになります。

f:id:genta-san:20200313092644j:plain

駅から南牧村へは村営バスに乗って向かいます。

(村役場のある雨沢まで約20分350円。星尾温泉最寄りの羽根沢までは約30分500円)

こんなバスが駅前のバス停で待っていますよ。

f:id:genta-san:20200313092651j:plain
f:id:genta-san:20200313095304j:plain

バスの本数はあまりありませんので要注意!

こちらも参考にどうぞ~

 

朝はバスへの乗り換えまで少し時間があったので、周辺を散策しました。

メイン通り?の中央通り・・・狭い路地に懐かしい雰囲気の店がちらほら。

f:id:genta-san:20200313092915j:plain
f:id:genta-san:20200313094432j:plain
f:id:genta-san:20200313094546j:plain
街中華や写真館も。この道の狭さが懐かしく感じます(田舎によくあったなぁ~と)

中央通りの入口には旅館兼食堂もありました。おいしそうですね・・・

f:id:genta-san:20200313092910j:plain
f:id:genta-san:20200313094608j:plain
f:id:genta-san:20200313094626j:plain

バス通りに出ました。上町通りという名前で。

f:id:genta-san:20200313094234j:plain
f:id:genta-san:20200313093613j:plain
f:id:genta-san:20200313094243j:plain
趣のある通り・・・懐かしい雰囲気のポスター発見!

他にも幕末の天狗党の乱に関連する史跡もありました。

f:id:genta-san:20200313093228j:plain
f:id:genta-san:20200313093236j:plain
f:id:genta-san:20200313093243j:plain

 

少し歩くと、川べりに出ました。

f:id:genta-san:20200313093901j:plain
f:id:genta-san:20200313093641j:plain
青岩公園。きれいな青い岩・・・
f:id:genta-san:20200313093811j:plain
f:id:genta-san:20200313093831j:plain

青い色をした岩がきれい。どうやったらこのような色になるのでしょう。

「名前の由来となった青岩と呼ばれる緑色岩が特徴的です。緑色の平行な筋があります

 この岩石は海底火山の噴出物や海底の砂泥が地下深くに移動した際、強い圧力を受け

 る事によりできます。」

下仁田は「下仁田ジオパーク」の認定を受けているのですね。HPから拝借しました。

 

下仁田は「下仁田ねぎ」だけでなく、街おこしで「かつ丼」をPRしてます。

駅前のレストランヒロさんでいただきました。

 

f:id:genta-san:20200313154933j:plain
f:id:genta-san:20200313153154j:plain
お店は駅前正面にあります。カツはサクサク~

卵もキャベツもなく、カツが3枚乗ってるだけ。

実にシンプルなかつ丼

でも旨い!

しょうゆベースでしょうか、甘めのタレがごはんにもなじんでサクサクと箸が進みます

レストランヒロでは他にも面白いメニューが。

贈答用にならない小さなサイズの下仁田ねぎの活用を考えたヒロさんのご主人が考案。

これも下仁田の名産のコンニャクで作ったパスタでアレンジした一品!

その名も「シモニタン」(いいですね~このネーミング!)

ヒロさんはシモニタン発祥の店だそうです。

かつ丼もネギが入った具だくさんの味噌汁、コンニャク3枚、漬物合わせて800円。

おいしかったです、ごちそうさま!

(ご主人もお優しい雰囲気でした。街でも愛されているのではないかな~そんなお人柄

 でありました)

 

最後に上州一ノ宮「貫前神社」を訪問! 

 

下仁田へは高崎から上州電鉄で約1時間。

途中には気になる駅がちらほら。

山名駅

 駅前に山名八幡宮があります。

 室町時代に中国地方に覇を唱えた山名一族発祥の地でもあります。

 応仁の乱では西軍の大将も務めてましたね。

 またユネスコ「世界の記憶」に登録される「山上(やまのうえ)碑」もこの駅から。

 私も知りませんでしたが、上信電鉄のHPに寄りますと・・・

 「山上碑(やまのうえのひ)は、群馬県高崎市山名町にある古碑であり、金井沢碑、

  多胡碑とともに「上野三碑」と称され、天武天皇10年(681年)建碑と考えられて

  おり、上野三碑の中で一番古いです。」

 そうだったんだ・・・

  

②富岡駅

 言わずと知れた富岡製糸場の最寄り駅。

 車窓からは製糸場はわかりませんでした(遠くに煙突が見えたけど、あれかな?)。

 今回は時間がなくて寄りませんでした。

 

南蛇井駅

f:id:genta-san:20200313160714j:plain

 なんじゃい、と読みます。

 うーん、実に面白い駅名。

 駅に着いたとき、ダジャレか!と思わず心の中で叫んでしまった。

 でもきちんと由来はあるようです。

 「傾斜地を意味するナサイ(那射井)が語源と言われる。この地は、かつて甘楽郡

  那射郷といった。【出典:難読・誤読駅名の事典 浅井建爾 東京堂出版】」

 アイヌ語のナサイが由来(川幅が拡がったところを意味する「ナサ」が変移したも

 の)なんて説もあったりします。

 面白いですね。平たい開けた土地柄ですので、古くから人が住み着いていたことが

 わかります。

 

山名を過ぎると、電車はまっすぐに進んでいきます

f:id:genta-san:20200313083756j:plain

ふと右手を見ると、遠くに雪を被った山が見えてきます。

浅間山だ!近いですね、浅間山・・・

もしも噴火したら、ここまで来るのかな~とも思ったり。

実際、天明3年の大噴火では30kmほど離れた富岡にも「雨あられや夕立雨のように

小石や砂が降った」という記録が残ってます。

f:id:genta-san:20200313085725j:plain
f:id:genta-san:20200313083747j:plain
下仁田方向、右手の遠くに浅間山。左手はしばらく平坦な土地が続きます

 

今回最後に訪問したのは、上州一之宮である「貫前神社(ぬきさきじんじゃ)」

上州一ノ宮駅から歩いて20分ほど。1400年の歴史を持つお社です。

御祭神は「経津主神」(ふつぬしのかみ)と「姫大神」(ひめおおかみ)。

国幣中社で、現在の社殿は3代将軍徳川家光公の命によって建てられました。

 

f:id:genta-san:20200313161549j:plain
f:id:genta-san:20200313161436j:plain

こちら上州一ノ宮駅。かわいらしい駅です。

 

バス通りから参道へ

最初は急な坂を登っていきます。車も通れるのは面白い。

f:id:genta-san:20200313162243j:plain
f:id:genta-san:20200313162440j:plain

 

登り切ったところに大きな鳥居が。

街を見下ろす景色は絶景です

f:id:genta-san:20200313162533j:plain
f:id:genta-san:20200313162536j:plain

 

貫前神社のユニークなところは参門から本殿まで階段を下りていくことです。

f:id:genta-san:20200313162719j:plain
f:id:genta-san:20200313162736j:plain

階段を下りて本殿まで行く神社って、あまりないのでは?

参門そばに「唐銅製燈籠」という大きな燈籠があったり、蛙の木と呼ばれるタブの木も

あったりと見どころも色々あります(夕方に着いたので法物館は閉まっていました)。

f:id:genta-san:20200313162643j:plain
f:id:genta-san:20200313162638j:plain
f:id:genta-san:20200313162649j:plain
f:id:genta-san:20200313162655j:plain

こちらは本殿です。 

f:id:genta-san:20200313162945j:plain
f:id:genta-san:20200313163005j:plain

参拝して駅へと戻ります。

今回訪問したのは夕方でしたので、参拝客も少なかったですね。

 

終わりに(今回のまとめ)

星尾温泉ではのんびり、ほげほげさせてもらいました。

コロナウィルス騒ぎもあって、お客は私ひとり。

温泉を独り占め、ビールと郷土料理もおいしくいただきました。

温泉のご夫婦もバスの運転手も街で出会った人達も気さくで優しい人ばかり。

村特有の閉鎖された雰囲気もあるかな、と思っていましたが、そんなことはありません

でした。(こちらもニコニコしていたせいもあるかな・・・)

限界集落は衝撃でした。これからの日本には避けられない課題だと思いました。

コンパクトシティとかいうけれど、ここはもう待ったなしの場所なのだと。

ただ村役場の前を歩いていた時、楽しく会話をしている若手の男女職員もおられたの

で、あきらめるのではなく、頑張って色々考えているのかなー、ちょっと声掛けして

話を伺ってもよかったかな?と、この原稿を書いていて、ふと思いました。

ちょっと疲れて癒しが欲しいな~というときに、日帰りでふらっと行くにはちょうど良

い距離感ですよー。

温泉も本物でお肌つるつるになりますし、自然も豊かで満喫できますし、もしも機会が

ありましたら訪ねてみてはいかがでしょうか?

これからの季節はちょうど良い時期でおススメですよーー。

 

例えば・・・ですが、こんな行程で行くことができますよ。 

 <例えば、大宮出発の場合ですが・・・今回の行程と予算>

JR上越新幹線 大宮7時38分発たにがわMAX75号⇒高崎8時2分着 3,240円(自由席)

上信電鉄 高崎8時21分発⇒下仁田9時23分着 1,130円

南牧村村営バス 下仁田9時55分発⇒雨沢10時15着 350円

雨沢ハイヤーのタクシーで星尾温泉へ 2,490円

星尾温泉木の葉石の湯 入浴料800円 お切込み1,000円 ビール600円

南牧村村営バス 羽根沢14時7分⇒勧能14時15分 14時40分⇒下仁田15時20分 500円

レストランヒロ かつ丼800円

上信電鉄 下仁田15時58分発⇒上州一ノ宮16時15分着 490円

上信電鉄 上州一ノ宮17時17分発⇒高崎18時着 910円

JR北陸新幹線 高崎18時22分はくたか570号⇒大宮18時46分着 3,240円

所要時間:約11時間

旅の予算:約1万6千円

 

今回お世話になりましたみなさま、ちょこっと元気と癒しをいただきました。

ありがとうございました!!

 

今後も機会を見て、旅の思い出をご紹介いたします!

最後までご覧いただきありがとうございます! お礼申し上げます!!
最後に⭐マークをぼちっと押していただけたらうれしいです。。。