天気は下り坂ですね。
昨日はいい天気だったのに。
最近は晴れと雨が交互にやってきますね‥こうして季節が移っていくのでしょうか‥。
澄んだ青空を見てたら、久しぶりに温泉に浸かってのんびりしたくなりました。
ちょっと昔の思い出ですけど、栃木県の那須温泉郷のひとつ、板室温泉をご紹介したい
と思います。。。(温泉に浸かった気分になりたい!ということで‥‥)
宿泊したのは、旅館「山本荘」さんです。
板室温泉ってどこにあるの?どんな温泉??
板室温泉の場所はこちら。
栃木県の北部ですね。那須塩原駅か黒磯駅よりバスで35分ぐらいのところにあります
平安時代の康平2年(1059年!) に開湯…なんて記録があります。
1000年近い歴史を持つ古湯ですね。
那須七湯のひとつとして、昔から湯治場として栄えてきました。
(昭和46年には国民保養温泉地の指定を受けています)
泉質は無色透明のアルカリ性単純泉。40度前後の比較的入りやすい温泉だと思います
関節痛などによく聞くそうで、「杖いらずの湯」とも言われ、板室温泉に来るときは
杖が必要だった人も湯治を終えて帰るときには、杖を必要としなくなったとか。。。
山本荘さんを訪ねて‥
今回お世話になったのはこちら、山本荘さんです。
目の前に那珂川、周りを山々に囲まれた静かなお宿です。
さっそく温泉へ入ります!
山本荘さんのお風呂は内湯のみですが、100%のかけ流し源泉です。
左右の湯口から温泉が出てますが、温度が微妙に違っていて面白い。
だいたい38~40度ぐらいのぬるめの温泉ですので、のんび~りと浸かることが
できます。
窓の外には那珂川と対岸の山々が・・・新緑の頃などもいいですよ。
お風呂でおじーさんと一緒になりまして、よもやま話を・・・
おじい「いやーここの湯はいいよ。身体に効くから、ホント」
わたし「杖いらずの湯って書いてましたね」
おじい「そうそう。なんかやわらかいんだよね、他の温泉とも違ってね。湯あたりない
から、ここは」
わたし「へーそうなんですかー」
おじい「ぬるいやろ、ここは。わしは今日で8日目や。嫁さんと来ててな、明日からは
また別の温泉へ行くのよ」
わたし「そんな長くいるんですか。本当に湯治ですねー」
おじい「そうよ。ここはのんびりするのにはいいよ。なんもないし。ただ、板室も宿、
減ったし、元気なくなったなー。昔はもっといっぱい宿あったんよ。団体客
もいなくなっちゃったしな~」
わたし「この宿にもよく来られるんですか?」
おじい「毎年来とるよ。いつも1週間以上は泊るなあ。長く泊まれば泊るほど効果が
出るから。ここは長い人多いよ」
そんなこんなで30分ほど、よもやま話をしてました。
確かに板室温泉は閉鎖した宿もあるそうで‥‥団体客ってもういないですもんね~。
さぁ、夕飯です。
そう言えば、おじーさんが言ってたとおり、30分近く湯舟で話をしてたのに、
頭くらくらしてない…湯あたりなさそうですね~。
夕食です!(風呂に入って、腹へった…)
夕飯は少し早めで5時半からです。
山本荘さんは朝晩の食事は部屋食です。
ご家族かな?おばさん&おばーさんが一生懸命、お膳を部屋まで運んでくれます。
(醤油や調味料は部屋に置いてあります‥‥結構これは面白い)
食べ終わったら、各自が廊下へお膳を出しておく流れです(あとで回収されます‥)
なんか懐かしいノリですね~。
私のふるさと、富山県朝日町にある小川温泉も昔はこんなスタイルでした。
(今は建て替えしてしまって湯治棟そのものがなくなってしまいましたが‥‥涙)
食事を運んできたおばさまに聞いたら、ご家族経営でがんばっているとか。
お風呂は24時間いつでも入れるし、まわりになんもないからとにかく部屋でごろごろ
してのんびりできると‥‥だから、うちは長く泊まるお客も多いと言ってました。
ぜひのんびりしていってくださいね~と、優しく声掛けしてくれました。
ただ「猿が部屋に入ってくるんで、窓にはカギをかけてくださいね」と言われたのには
まいった‥周りは山だから猿いるかな?と思っていたら、ほんとに来るのね。。
(さすがにクマは出ないそうですけど)
朝ご飯もお部屋で。お昼ご飯は近くの蕎麦屋へ!
翌朝は7時頃だったと思います。
またお部屋まで運んできてくれました。重いでしょうに‥‥恐縮です。
品数ありますね、朝から優しいお食事です。
あっという間に完食!
部屋でごろごろしたり、本を読んだり、お風呂に入ったり‥‥
そうこうしてるうちに、お昼を過ぎていたので、あらかじめ調べていたお蕎麦屋さんへ
向かいました(浴衣で行ってもOKです)。
お店の名前は「やしお」さん。
山本荘さんのすぐそばです。
板室温泉に食事ができる店があまりないせいか、お昼はいつもお客さんでいっぱいに
なるそうです。
蕎麦、たれ、天ぷら等々、味わさせていただきました。お酒も進みます。
お店のHPはこちらです↓ ごちそうさまでした。。
ちょっと食後のお散歩
そのまま宿へ戻るのもなんですので、付近を少し散策しました。
そして晩御飯&急遽の帰宅へ…
夜になりました。
晩御飯の時間ですね。
山本荘さんでは連泊の方が多いので、メニューは重ならないよう工夫されています。
実は今回、もう1泊する予定だったのですが、急遽仕事が入り、晩御飯を食べた後に
帰ることになってしまいました(実に残念!)。
おかみさん「いいですよ~」と‥急遽の申し出ながら、本当にありがとうございます!
しかもおみやげに手作りのフキまでいただいてしまって‥‥
後ろ髪をひかれる思いで宿を立ち(玄関でくつを揃えてくれていました。最後まで
温かいもてなし!)、最終バスに乗り込み、板室温泉を後にしました。。。
1泊2+0.5?日と短い滞在ではありましたが、いろいろお世話になりました。
ありがとうございました!!
今回はこんなルートでした!
<今回の行程です~>
①大宮⇒那須塩原⇒黒磯
大宮からは東北新幹線で。1時間に1本ぐらいしかありませんので、時刻に注意!
夕方ですと那須塩原からのバスは終了していますので、在来線で一駅の黒磯まで
移動します。(自由席で大宮から那須塩原まで移動して、5千円ほどになります)
②黒磯⇒板室温泉
バスでだいたい35分ぐらいでしょうか。(片道930円です)
那須の牧場や別荘地といったのどかな風景のあと、最後はくねくねと山道を進むと
(眺め絶景です!)、谷あいに板室温泉が見えてきます。
こちらはバスの時刻表。5/16より運行を再開しています。
https://www.kantobus.co.jp/common/sysfile/topics/ID00000597binary1.pdf
https://www.kantobus.co.jp/common/sysfile/topics/ID00000597binary2.pdf
バスの本数は少ないです。どうかご注意ください。。。
③板室温泉のお宿でのんびり~
今回の山本荘さんはおひとり泊OKです。
宿泊日数が2日、3日以上となると一日の金額がお安くなります。
(2泊で8,950円、3泊以上で8,400円になります~)
各階の廊下に冷蔵庫がありますので(共用ですが)、持ち込みはOKだと思います
(聞きそびれました‥)。
ご家族で経営されている、温かいもてなしがモットーののんびりできるお宿です。
リピーターが多いのも頷けます。。
HPはこちらからどうぞ。。。
川を渡った対岸にある日帰り温泉施設はこちらです。
その名も「板室健康のゆグリーングリーン」
また隣りの「板室自然遊学センター」では板室温泉の歴史、自然を学べます。
HPはこちらから↓ (ちょっと今、お休み中ですが‥‥)
那須は個性的な温泉が多いところです。
また機会があれば、別の温泉もご紹介したいと思います。
ではでは!
最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!