今日の東京は、一日晴れでした。
気温は30度を超えて、とても暑かったです。
ただ、この暑さも今日まで…段々と涼しくなっていくそうです。
(…と言っている天気予報は当たってほしいわぁ~)
本日は、昨日の大河ドラマ「麒麟がくる」ゆかりの土地を巡る旅(美濃編)
の続きになります。
斎藤道三公が居城とした稲葉山城(今は岐阜城ですね♪)と、道三が隠居した後、
居城にしたと言われる鷺山(さぎやま)城跡を中心にご紹介したいと思います。
昨日の記事はこちらです♪(よろしければ、どうぞ…)
明智城跡を訪ねた後、明智駅より、新可児駅、犬山駅と名鉄電車を乗り継ぎ、
岐阜へ向かいました。
岐阜駅からはバスに乗って12分ほどで、岐阜公園に到着します。
バスを降りると、目の前に金華山が聳え立ちます。
山の上に、復元された岐阜城がちょこんと建っていて、街を見下ろしています。
ちょっと拡大してみました。このような山城、普通は落とせないですよ!!
交差点を渡ると、麓の施設を紹介する地図がありました。
山頂のお城へは、ロープウェーで登ることができます。
こちらは料亭「萬松館」。地元では超が付くほど、有名なお店とお聞きしました。
入口からして素敵な雰囲気…入ってみたいなぁ~。
山頂へ向かう前に、岐阜市歴史博物館に寄りました。
2階のスペースを活用して、「岐阜 大河ドラマ館」が開設されています。
「麒麟がくる」のファンとしては、ここは外せないですね😊
入口には、面白げな食べ物屋が並んでいました。
武将の名前ごとに、受付があって、なんか微笑ましかったです(観光地だなぁ~と)。
早速入りましょう! 大人は600円です。
なお、こちらのチケットを持参すると、金華山ロープウェーと岐阜城の入場料が
少しだけお安くなります(ちょっとだけ嬉しい…)。
こちらが2階の入口です。土日はきっと混雑するのでしょうね…
入口を入ってすぐ左側にあるシアターが、大河ドラマファンにはお薦めです。
(第一部の美濃編を振り返る映像を流しています。ちょっとウルウルしてしまった!)
館内は撮影禁止の場所が多いですが、ところどころに「写真OK!」の場所があります
舞台衣装は全部撮影OKでした。こちら、長谷川光秀さんの水色桔梗の衣装です♪


斎藤道三&義龍さん親子も並んでいました。懐かしいです…
歴史にIFはありませんが、この二人がラブラブで国を治めていたら、
美濃はどうなっていたかな?尾張は…??(…と想像するのも楽しいですね♪)
>当時は親子間、兄弟間の相克は当たり前のようにありましたから…
帰蝶&信長さんの若き頃の衣装も展示されていました(これは想像の世界かも…)。
これらの舞台衣装は、黒澤明監督のお嬢さんである和子さんが担当されています。
コーナーの一角に、衣装の由来や和子さんのインタビューも展示されていて、
面白かったです。
(今回のテーマは「カラフル大河」なんだそうです。黒澤さんのコーナーはすべて、
撮影NGでした)
美濃守護、土岐頼芸公が描いていた鷹の絵(そんなシーンもありましたね)。
頼芸公は、その名のとおり多芸な方で、特に鷹の絵は「土岐の鷹」と呼ばれ、
珍重されたそうです。
各方面に造詣が深く…それが守護大名というものだったのかもしれませんね。
(頼芸公のように絵が見事だったり、作庭が得意な守護大名もいたり、
この時代は、なかなか多才な方が多かったのかもしれません)
当日の来場者はそれほど多くなかったので、じっくり眺めることができました。
(出演者のサイン入り色紙も面白かったですよ。性格が出ていました)
大河ドラマ館のHPもあります。よろしければ、どうぞ~
さぁ、ロープウェーに乗って、金華山の頂上へ向かいましょう!
お城は、下から見上げても、なかなか遠い…
よくあんなところに城を作ったなぁ~と思います。
ロープウェー乗り場へ向かう途中に、山頂も含めた岐阜公園の案内地図がありました
岐阜公園の一角に立つ銅像・・・さぁクイズです。この方は誰??
(札幌に所縁のクラーク博士ではありませんよぉ~♪♪)
正解は、明治の政治家「板垣退助」さんでした!
教科書にも載っている「板垣死すとも、自由は死せず!」と叫んだ地が
ここ岐阜なのです。
板垣退助さんの碑のわきの階段を登っていくと…
織田信長の庭園跡に出ます。今も調査が続いているようでしたが…
ロープウェー乗り場に到着です!
毎時00、15、30、45分の15分間隔で運行しています。
お嬢さんが案内する中、みるみる上へと上がっていきます。
いやー、既にいい眺めです♪♪
遠くに見える、お椀をひっくり返したような丘が鷺山城跡です(後ほど♪♪)。
こちらは山頂のロープウェー乗り場です。可愛らしい乗り物でした!
ロープウェーを降りると、目の前になぜか「リス村」が…昔からあったっけ?
実は金華山に登るのは、20年ぶりなのです(2回目です♪)。
うーん、さすがにリス村の記憶はないなぁ~。
(ファミリーには楽しそうだから、以前からあったのでしょうね~)
さぁ、岐阜城へと向かいましょう。いきなり急な階段から始まります(ふふふ…)
こんな門をくぐったり・・・
ところどころに、岐阜城の由来を紹介する案内板もあります。
こちらは城のご案内。平時は麓の屋敷で執務したり、暮らしたりしていたのでしょうね
(毎回、登ってらんないわ、きっと…)
地質、地層ファン的には、なかなか面白いところなのかも。
金華山自体がコーティングされている…ということでしょうか。
再度、岐阜城に登場いただきましょう😊
ロープウェー乗り場より、急な坂を登ること10分ほどで到着です。
岐阜城の岐阜という名前は、織田信長が命名したことであまりにも有名ですが、
以前は、麓の街は井ノ口、お城は稲葉山城と呼ばれていました。
古くは1201年に、鎌倉幕府の政所執事、二階堂行政が砦を築いたのが稲葉山城の
始まりと言われていますが、実際に城を築いたのは、斎藤道三です。
やがて道三の孫、龍興の代の1567年、織田信長によって稲葉山城は陥落、
ご存じのとおり、岐阜へと改名されました。
その後、岐阜城の城主は、織田信忠(信長の長男)、織田信孝(三男)、
池田元助(恒興の長男)、池田輝政(次男)、羽柴秀勝…と替わっていき…
最後は、信長の孫の織田秀信(清須会議の時の三法師君)が城主となりました。
関ヶ原の戦いで秀信は西軍に付いたため、福島正則、池田輝政らの東軍先鋒に攻められ
あえなく落城、岐阜城は廃城となりました。
(あ、ちょっと説明が長くなりました!)
道三が築城したのは1534年、廃城になったのは1600年ですから、
稲葉山城&岐阜城の歴史は、60年ほどであった…ということですね。
お待たせしましたぁ~岐阜城最上階からの眺めです。
いやー、絶景ですわ~。眼下の長良川があんなに狭く見えるなんて!
鬼瓦?の先に見える小さな丘が、後ほど訪ねました鷺山城跡です。
山の上から見ると、ホント小さいです~
(まるで鉄砲で狙っているみたい…に見えます♪)
こちらは、岐阜の市街地の方向です。遠くに見える川は木曽川です。
谷も深いですね・・・山全体が国有林なんだそうです。
こちらは岐阜公園側。登山道もありますが、登るの大変そう…
最上階です。階段で登ります(階段はそれほどキツくはありませんでした)
ロープウェーは季節によっては、夜間も運転しています。
夜景のパノラマ写真が展示していました(むっちゃキレイなんでしょうね~)
東の方角を・・・先ほど見た明智城はどのあたりかな??
長良川の上流方向を…風がさぁぁーと吹いていて、気持ちよかったです!
晴れれば、乗鞍や日本アルプスの山々がよく見えるとか…今日はぼんやりかな?
金華山の標高は329メートル。素晴らしい眺めです。
山の上に登ると、いつも思います。
人は何のために生きるのか…
これから君は何をしたいのか…
えっ?ワタクシ??そうですねぇ…
そう、おうちもしごとも自分自身も楽しむため、楽しむために生きているのよ、と。
だから、そのとき、そのときを大切に生きないとね。
そのときは、二度と戻ってこないから。
ふっと、この世を去るときが来ても、その瞬間に
「あぁ、なかなか楽しい人生であったなぁ~」
そう思えるような、そんな人生を送りたいものですなぁ~~
眼下を流れる長良川や、遠くの山々、街並みをぼぉ~と見ながら、
そんなことを想っていました…(あ、ひとりごとですよ♪♪)。
岐阜城のご案内はこちらです(岐阜市さんのHPです)。よろしければ、どうぞ…
さぁ、そろそろ山を下りますか。
気を付けて、歩いていきましょう~~♪
山を下りる前に、お城のそばにある金華山御嶽神社にお参りして、お礼を述べました♪
道中には展望レストランもあります(入ったことはないけれど…)。
夜間も営業しているそうです。お酒でも飲みながら夜景を眺めると、サイコーかも♪♪
展望レストランには、リフトで食料などを上げていました。大変だわーー!
名残惜しいですが、下りましょう! いい眺めです~~♪
途中で、登りのロープウェーとすれ違いました。
ロープウェーも維持管理が大変だと思います(がんばってほしいです)。
麓のロープウェー乗り場には、斎藤道三コーナーがありました。
実物大の本木道三さんが・・・思わずパシャリ♪
良かったなぁ~、モックンの道三。前半は、大河ドラマ本木道三だったと思います😊
金華山ロープウェーともお別れです。今日はありがとうございました!
ロープウェーのHPはこちらです。
ロープウェー乗り場の入り口には、斎藤道三の家紋「二頭立波」ののぼり旗が
はためいていました~~
今一度、金華山とお城を振り返ります…素敵な絶景、ありがとうございました😊
(やっぱり、このお城を攻め落とすのは大変かも…見るだけで萎える…はは)
続いて、岐阜公園よりバスに乗って、鷺山城跡へと向かいます。
岐阜公園からですと、市内ループ線(左回り)に乗って、鷺山玉川町バス停で下車すると
便利かと思います(岐阜市内のバス料金は、共通運賃で220円です)。
バスが通る道は、さぎ山道三通りと名付けられていました…
鷺山玉川町バス停から西へ少し進んで、それから北へ向かう住宅街の道を進みます。
左手に、こんもりとした丘が見えます。こちらが鷺山城跡です。
麓には北野神社がありまして(写真の左手のあたりから)山頂へ続く道があります。
城の北側にも道があるようですが、今回は南側から登りました。
こちらが入口です。ちょっと消えかかっていますが、鷺山公園と書かれた碑があります
あまりにも寂し気な雰囲気だったので、犬を散歩していたお嬢さんに「山頂へは、この
道でいいのかしら?」と、思わず聞いてしまいました…汗
じゃあ、安心したので♪、進みましょう♪♪
(さすがに足がつってきたわい~ギクシャクと動くワタクシ…)
階段を登り終えると、細い道に変わりました。人気ない…
山頂の手前に、展望台がありました。
更に進むと、山頂に到着しました!それほど広くないですね~
岐阜市さんが、鷺山城跡を説明した案内板を設置していました。
(令和2年3月・・・これも大河ドラマ効果ですね♪)
鷺山城は、1185年(鎌倉時代です!)佐竹秀義が築城しました。
室町時代になると、美濃守護の土岐家では親子、兄弟間で相克が続き、
鷺山城は取ったり取られたり…というお話の繰り返しでした。
(鷺山城は、それだけ要所だったということかもしれませんね)
守護の土岐頼芸(道三に追放されました!)が、本拠としたこともありましたが
その後、斎藤道三が長男義龍に家督を譲って隠居した際、「稲葉山を出て、あっちへ行
くわ~」ということで、鷺山城に移り住んだと伝えられています。
まぁ実際は、案内板で説明されているとおり、麓に築いた館で暮らしていたようですね
(遺跡の調査はこれからかも…されるのかしら?)
鷺山城は1556年、道三が義龍と戦って敗れた後(長良川の戦い)廃城となりました
展望台のベンチでしばし休憩しました。奥の階段を登ると、先ほどの山頂になります。
遠くに金華山と、お城が見えます。こうして眺めると、両者は近いですね~
さぁ、休憩しましたので(足がこむら返りしそうだったんです…えへへ♪)、
山を下りましょうか。
鷺山の標高は68メートルでして、それほど高くはありませんが、
展望台の直前にある、この階段だけはちょっと急でした。
(でも、手すりがありますので、大丈夫です!)
あれ?道を下っていると、虫かごの忘れ物が…お子さんはよく遊びに来るのかな??


きれいなお花と、ここにも道三ののぼり旗が…♪
麓まで降りてきました。このあたりに館があったのかな?
滞在時間はわずかでしたが、鷺山城の雰囲気がわかってよかったです。
(大河ドラマを見ていて、一度訪ねてみたかったのです…)
城の規模はそれほど大きくはなかったですが、隠居さんのお城ということであれば、
ちょうどよい広さかな…そんな印象を受けました。
バス通りへ戻る途中で。金華山がよく見えました~♪
何を思ったのでしょうね?
大河ドラマ「麒麟がくる」では、本木道三さんは「譲る相手を間違えた…」と
つぶやいていましたが…。
最後に、道三塚を訪ねました。金華山と鷺山城跡のちょうど中間地点かも。
バス通りから、ひとつ裏の道に入ると、道三塚に着きます。
(バスですと、北消防署前が最寄りのバス停になります)
道三塚の説明です。長良川の戦いの後、道三さんを葬った場所だそうです。
川が氾濫するたびに場所が変わって、やっとこちらに落ち着いたとか。
小道を奥へと進むと・・・
小さな祠がありました。お参りと、本日のお礼を申し上げました。
道三さま「またおいで♪」って、話してくれたかも(ワタクシの妄想かも…あはは)
地元の方から大切にされているなぁ~と実感しました。
素敵なのぼり旗がありました。
明智光秀、斎藤道三、織田信長…美濃の三傑を巡る旅もまもなく終わりです…
道三塚(と道三さん)にお別れを告げた後、長良川橋まで戻ってきました。
長良川、岐阜城、川面に映る金華山…しばらくぼぉ~と眺めてしまいました😊
ふと振り返ると、夕焼けがきれいでした♪
さぁ、そろそろおうちに帰ろうかな~~


橋を渡って、長良川ともお別れです。長良川も鵜飼いは始まったのでしょうか?
JR岐阜駅に戻ってきました。駅前の広場には、黄金の信長像が立っていました!
(あ、マスクつけてる!!さすが、流行に敏感なノブナガさま…♪)


岐阜駅からはJRで名古屋駅へ向かいました。
定番の駅看板と、停車していた「ひだ」号をパシャリ♪
木曽川を渡って、名古屋へと進んでいきます。今日の岐阜は一日晴れでした!
乗車していた特別快速の車内広告を見てビックリ!
「ぷらっとのぞみ」って何? おおっー、JR東海の苦悩が感じられます…
(大阪で仕事をしていた時、東京との往復でぷらっとこだまはよく利用していました。
ドリンク1本付くんですよね~ちょっとお得です♪)


名古屋から、のぞみに乗って、東京へ帰りました。
帰りは楽しい「新幹線バーinのぞみ」です♪♪
隣りに人は座っていないから、のんびりできるもんねーー
外を見ながら、楽しく食べれるもんねーー


勢いでアイスクリームも買ってしまいました。
「凍っていますから、すこし経ってからお召し上がりください~」
と、販売のおねぇさん…「はい、了解であります!!」
(スジャータのアイスなんて、久しぶり♪)
…などと、のんびりしていたら、アッという間に東京駅へ着いてしまいました。
(実に寂しい…いつも電車から降りたくなくなります…よよっ(涙))
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
駆け足だったかもしれませんが、明智光秀、斎藤道三&織田信長…と、
大河ドラマ「麒麟がくる」ゆかりの土地を巡る旅を紹介させていただきました。
書物で読んだり、テレビで見たり…というのもよろしいのですが、
こうして実際に現地へ足を運んで、いろいろ体感するというのもいいですね♪
今回、久しぶりに訪ねた場所もあり、とても懐かしく感じました。
旅はいいですね~心をリセットしてくれます。元気ももらえます。
いろんな方々、自然との出会いと感動、そして感謝…今回も素敵な経験となりました。
(みなさま、ありがとうございました!)
また機会がありましたら、旅の思い出をご紹介をしたい…と思っております。
今日は、戦国時代に思いを馳せた一日でした。
ではでは!
最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!