今日も東京は、素敵な青空が広がっていました。
気温も20度ほど…すっかり秋めいてきました。
ここ数日、明らかに空気が変わってきましたね…
(過ごしやすい一日でした。夕方は上着を着ないと、寒く感じるぐらいでした)
今日は、オンラインで元大阪府知事&大阪市長でした橋下徹さんの講演を聞きました。
今回のテーマは「改革の進め方」
橋下さんの真骨頂のお話ですね♪
「私、会場の雰囲気を見ながら話すので、こういうリモートって慣れてないんです」
とか言いながらも、いざ語り始めると、いつもの橋下節が炸裂していました(笑)。
目標を示し、大号令をかけるのはトップの役目。
改革の方向性やビジョンといったソフトを作るだけではダメ。
ソフトを実現するためのハードが必要。
ハードとは具体的には、ユニット(チーム)が必要。
ユニット(チーム)は、決定実行するユニットと、現場の声を拾うユニット
でなければならない。
ユニットが成果を上げるには・・・
決定権を与えなければならない
組織の指揮命令権を与えなければならない
それを授けることができるのは、トップだけである
ことを、重ねて強調していました。
かつての大阪市長時代、反対派の中心的な存在だった幹部を副市長に任命した際には
とことん反対する議論をしてほしい
でも政治判断し、一旦決定したら、それに従ってほしい
という条件で副市長に任命したところ、
議論が進み、大いに改革が進んだと(嬉しそうに)話していましたね。
反対派が多い組織を動かすには、組織を知る人を決定権者に据える必要がある。
「あの人がそう言うなら…」ということで、組織は動くものです…
という橋下氏の言葉には、深いものを感じました😊
決定権、指揮命令権、これがないプロジェクトは、単なるサロンで終わります。
⇒はい、ワタクシもそう思いました♪
(以前、某プロジェクトに関わったときは、両方ありましたから…)
レポートを作ったり、ビジョンだけ作って満足では、何の意味もありませんものね…。
アフターコロナを見据えると、これからのトップの役割は、発信力、指導力、包容力?
などなど…が本当に大切になってくるなぁ~と、画面を通して感じました。
(まぁ、前から「当たり前」のことかもしれませんが…)
橋下さん、面白いエピソードを話していました。
大阪の小中高で6万人の教員がいたそうですが、当時、通知表は手書きだったそうです
「パソコンではダメなのか」という現場の声もあったそうですが、なかなか変わらず。
「手書きの通知表は魂がこもるんだ!」なんて声が多かったとか(うそやん~!)。
みんな手書きでやってきたから、変えられない…
そんな現場の声を知ってビックリした橋下さんは、教育委員会の面々を前に、
「どうして通知表をパソコンで作れないのですか。何か理由があるのですか?」と。
…魂がこもってるなんて、恥ずかしくて言えない…
その後、わずか2日間で、通知表はパソコンで作成することになったそうです。
現場の声に耳を傾け、トップが大号令をかけないとダメ。身近な例ですよね。
ハンコの話も面白かったです。
(是非、今度、橋下さんの講演、お聞きください!)
今日は、久々に講演会に参加しました(今日は、無料の講演会でした)。
オンラインでの講演会は初めてでしたが、十分勉強になります。
オンラインでのいいところは、メモをとりやすいことですね。
狭い講演会場ですと、テーブルがないところもあったりしますから(本当です!)。
今回の内容は、じっくり噛みしめて、日々の取り組みに活かしていきたいと
思っています。
そう言えば、東京都って、1943年に東条英機内閣が、都下の東京府と、今でいう
23区の東京市を合併したことがスタートなんですって(橋下さん曰く)。
ワタクシ、全く知りませんでした!
東京都全体をリードできるユニット(組織)ができたから、その後の東京の躍進が
始まったとか。
大阪は、未だに中心部の大阪市と、外縁の大阪府の2つのユニットに分かれているので
大阪府として一体となった政策を進めることができないのだと。
大阪都構想とは、大阪を1つのユニット(組織)にするものなのだ、それに尽きると
いうお話でした。大阪都構想の考え方がよくわかりました。
(参考になりました…)
話は逸れますが、今回の大河ドラマ「麒麟がくる」の中で、斎藤道三が「大きな国を
つくるのだ。誰も手出しのできない大きな国を…」と、話していましたが、
(本木道三さんのかっこいいセリフ!!)
橋下さんの話を聞いて、あーなるほど…と、妙に納得したのでありました。
カレンダーを見ていて、ふと気付いたのですが、10月って祝日がないのですね。
10月は季節の変わり目だから、1日でいいから欲しいなぁ~♪
ひょっとして、10月の祝日って、オリンピックに持ってかれてしまったのかな?
(祝日をうまくバラしてくれたら、良かったのに…まぁ結果論ですけど♪)
今日は、いろんなお話を伺うことができて、参考となった一日でした。
ではでは!
最後までご覧いただいてありがとうございます! お礼申し上げます!!